T字(ティジ)尾根は丁字(チョウジ)尾根
名付けられた当時、丁字(チョウジ)尾根だったらしい。横文字が今ほど蔓延してない時代は当たり前の事だったのだろう。言葉や意味がが変わって行くのは時代の流れだろうが、名付け親とすれば残念な思いでは無いかな。
青のドリーネ
雪の積もった冬の日、午後3時を過ぎた辺り光の関係で白い雪が青く見えるらしい。ああいう窪みは特にそうなんだろう。冬の日午後3時を過ぎて御池に滞在した事が無いのだが、ありうる事だと思う。
貴重な体験
ある冬の日、テーブルランドは白い霧に覆われていた。誰も歩いて無い雪原を歩くのは気持ちが良かった。2,30mしか見えない雪原を歩いていると誰かが歩いた足跡があった。こんな日に奇特な事だと思って少しだけ辿った。しかし足跡を良く見ると自分の靴跡だった。あ〜あやってしまった一回りして同じ場所に帰ってきたんだ。話しには聞いたが自分も同じ目に遭うとは。この日は早々に自分の足跡を辿って逃げ帰った。似たような事は霊仙山でもやらかした。
まだテーブルランドに1m程の低い笹が生えていた頃、バサバサと笹をかき分け歩いていた。目の隅に茶色いものが見え、思わず足を避けて変な姿勢になった。そのお陰で少し足を痛めてしびっこを引きながら帰る羽目となった。茶色いものは生まれたばかりの子鹿だった。子鹿を踏まなかった安心感と痛めた足で車まで帰る絶望感で複雑な気持ちだった。
因みに春先の鈴鹿で子鹿とよく遭遇するが、母鹿は逃げて見かけない事が多い。霊仙や御池も全く笹が無くなったし今なら竜ヶ岳か雨乞岳かな。
怖かった事
少し昔の事、ゴロ谷やアザミ谷からテーブルランドに何度か登った。西斜面に生える木には微妙な形で落石を受け止めているのが沢山ある。少し遠くでカラカラと落石の音を聞く事が何度かあったが目の前で起こるとは思ってもいなかった。
それは突然の事だった。カーン、カーンと音がして、見ると20m程の目の前を跳ねながら石が飛んでいった。あれは怖かった。その後は気休めではあるが斜面に生える大きめの木を盾にしながら急いで登っていった。多分、今までで最高の速さで登ったに違いない。
写真は
丁字尾根
雪の日の青のドリーネ
生まれたばかりの子鹿(踏みそうになったものでは無く竜ヶ岳にて)
始めまして
これ、リングワンデリングですねえ
ちなみに直径何メートルくらいのリングワンデリングだったですか?
御池岳や霊仙は天候が悪いとやらかしそうです
僕も少し前に霊仙で濃霧にやられ、GPSがなかったらヤバかったです
コンパスと地形図があまり役に立たなかったです
junbader さんこんばんは
何処をどの様に歩いたかは不明ですが一巡したのが約30分程歩いた後でしょうかね。当時、GPS機器も持っていたのですが今のように地図を表示するもので無かったので足跡を見るまで全く気付きませんでした。
コンパスも紙地図も目標物があってからこそ役に立ちますが、この場合は何の役にも立ちませんね。
霊仙では近江展望台から風を避けて尾根の北側を通って気付かぬまま南霊仙を巻いて南側を歩いたみたいで気が付けばまた近江展望台でした。
何れも何度も歩いた山域なので慌てる事は無かったですが初めてだったら狼狽えたでしょうね
30分ほどですか
思ったより狭い範囲だったんですね
ご自分の足跡と気付かれた時はゾッとしませんでした?
あと、霊仙での近江展望台から南霊岳(かな?)まで行かれて
また、近江展望台まで戻られたとのお話も怖いです
御池岳と霊仙山は上部がだだっ広いので悪天候時は気を付けたいですね
僕は数年前に雨乞岳から杉峠に下る登山道を外して道迷いしたことあります
あの時は背筋が凍る思いでした
足跡を見て誰だこんな日にこんな所を歩くのはと思いました。よくよく見ると自分の靴跡ではないですか。話しには聞いていた事を自分もしたんだと笑えてきました。その時、頭に浮かんだのは人はそれぞれ回り方に法則があると言う説でした。結果的に霊仙山も御池岳も時計回りだったので私は真っ直ぐ歩いた積もりでも右に逸れて行くのかも知れません。
そうそう、雨乞岳で思い出しましたがイブネの雪原でも色々歩いた後で急に霧が出て困った事がありました。これも懐かしい思い出です。今ならGPSで何の苦労も無く歩ける筈ですからね。
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