伊吹山は数回しか登った事が無く余り詳しくは無い。
霊仙山や御池岳には石灰岩の山特有の石灰岩洞窟がある。
縦穴や斜上している洞窟がどちらの山でもチラホラと行き当たる。
と言っても何処にでもあるわけでは無く、普段登山者の歩かない場所にひっそりと隠れている。怖いのは縦穴である。もし落ちたら命は無いだろうし、救助も望めない。行くのは出来るだけ避けたい所ではあるが怖いもの見たさの気持ちもある。
御池岳も霊仙山も幾つかの縦穴を知っているがその殆どが入口に岩が被さり解りにくい形をしている。
御池岳の縦穴調査の折、博物館の人、ケービングクラブの人達と現地まで同行した事がある。調査をしてくれるケービングクラブは少ないらしくその洞窟の調査は関東のクラブだった。クラブの人には女性もいたがロープや必要な道具で満杯のザックを背負って平気な顔をして登っていた。勿論、一般の登山道では無いただの斜面をである。こちらは10kg足らずのザックでフウフウ言っているのに。恐れ入った思い出がある。
昔の写真を少し引っ張り出して眺めてみた。
写真1、霊仙山の猿穴と呼ばれる斜上している洞窟。深さは15m程らしい。崖にあるので技量の無い私は入口までは行った事は無い。
写真2、小さめの縦穴。小さいと言っても鹿が落ち込む位の大きさはある。もし落ちても、手足を使えばひょっとすれば脱出出来る?かも。
写真3、口径が大きめの縦穴。雪の日にこの穴を知ったが、底は雪が積もって白く見えた。深さは15m位だろうか。落ちただけで命に関わる恐れがあるし素手での脱出など不可能だろう。写真には日が射さない暗い底に鹿の背骨かと思われる白い物が写っている。
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