十勝岳温泉から白樺街道(道道966号線)を望岳台に向かう。
吹上の湯を過ぎたあたりから、旭岳方面の展望が、木々越しに垣間見られる。
どこか、スカッと開けるところがないものか。
木々が邪魔になり、ありそうでなかなか見つからない。
業を煮やして、富良野川の小さな橋の路肩で車を停め、道路わきの北側の積雪の上を登ってみる。
思っていたとおりだ。
白い丘が遠くの旭岳まで延々と続き、美瑛岳と美瑛富士の白いピラミッドが端正に聳えている。
足元には、手付かずの残雪がどこまでも広がる。
なかなか本州では、見られない光景。
南側の斜面にも這い上がってみる。
こちらの景色は、さらに凄まじい。
近くで十勝岳が激しく噴煙を上げ、富良野川が雪詰めにされている。
人の足跡が全くなく、ふわふわの雪原。
誰もいない雪の平原で、膝まで雪に埋まりながら、あちらこちらと駆けずり回る。
雪に飛び込んだり、寝転がったりしてみる。
お天道様のぽかぽかの光が気持ちいい。
自分だけの風景を見つけた嬉しさでいっぱいになった。
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