山行きを続行するか引き返すか迷う事があります。
毎年残念な事に冷静な判断が出来ず尊い命を落とす事があります。
ギャンブルの話ですがこの冷静さを失って大金を取り損ねた男の話です。
今から46年前千葉競輪場で7レース55車券配当金(100円券1枚)236万3180円の高配当が出ました。これを取り損ねた男の話です。
55と言う車券は6番車と7番車の組合せです。普通最も弱い選手が6番車に当てられ、その上にトップ引きとして先頭を走る為不利な競走となり1着など中々ありません。他車の落車が無ければいつもビリの9着です。
よって6番7番車が1着2着または2着1着になる組合せ55の車券的中は普通ではあり得ないのです。
ちなみに最初に小倉競輪が始まって以来
26年間(46年前の事)55車券的中は皆無でした。
2人の男(友人同志A、Bとする)がお互い6レース終了後、数万円の手持ち資金が2人とも全く同じ3300円となりました。
2人は反省の上、また想い出を残すため、潔良く(?)残金3300円33通りの車券全部を購入してギャンブルをやめる事にしました。
所がAは常識的に55車券1枚をオミットし電車賃として100円を残して残りの車券32枚を購入(ある意味での冷静さがあるも?)、Bは約束通り3300円車券33通り全部購入しました。
レースは選手同士の激しい競り合いがあり、その他の綾も重なって7人が落車、そして1着2着は7番6番車で入着しあり得ない55車券が的中車券となりました。
当時の車券配当金は本命対抗の1番人気の場合数百円でした。最悪全員が的中しても元払いで100円は戻ってきます。
これを電車賃に充てればいいのです。
Aは下手な冷静さを持ったが為、236万円を取り損ねました。
Bは3300円全部使い236万円をゲットしました。本当の所Bは最悪100円戻りを知っていたかは疑問です。
公営ギャンブルは25%の寺銭(手数料)がとられます。いずれは誰しもスッカンピンになる事でしょう。
まあ、ギャンブルでの損はそれなりの生活をする事でけりが付きます。
山の場合はそう言うわけには行きません。
冷静な判断を失えば生死を分けるのです。
人間死んでしまえば、後は何もできません。
山行き(ハイキングでも)は皆さん慎重にやりましょう。そして人生を楽しみましよう。
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