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東方向は足尾山地系を成す渡良瀬川沿いの山がすぐ側に見えます。(当たり前ですがこっち側から見えるので向山といいます。小字でコロゼといいます。)
日光、足尾から渡良瀬川沿いに下りてきた紅葉いや黄葉かな、今盛りになってきました。
赤城の東尾根を見ていたらこんな事を思い出しました。
5年前(75歳)妻と一緒に花見ケ原から黒檜に登り夕暮れ近く花見ケ原に戻ってきました。
K62号線で津久瀬に出てR122号線で帰宅予定でした。
出発して間もなく車の前を40歳代の夫婦が立ち塞がりました。
何事かと聞くと黒檜登山して下山中との事。大沼湖岸に車を駐車したとの事。
右手に沼をみながら降りれば良いと他の登山者のアドバイスを受け降りたとの事。
一向に沼が見当たらず花見ケ原まで来たとの事。帰り道を教えてくれとの事、略図を渡し別れたが車で2、3分 走った所で不安になった。明日の新聞の見出し「中年夫婦赤城山で遭難か」が頭に過ぎる。
直ちに引き返し夫婦を車に乗せK62号線で日影南郷に向かいそこから赤城山へ戻って夫婦が止めた駐車場に戻る。
もう真っ暗闇の世界であった。夫婦は懐中電灯を持っていなかった。
私の推察によれば花見ケ原と駒ヶ岳の分岐点で道幅の広い花見ケ原方面を選んでしまったのだろう。道標があったと思うのだが見落としてしまったのであろう。人間の心理は不安なときは大きい道を選んでしまうのかな。
車中ご夫婦に伺った所、次のような話をしておりました。
住まいは桐生市近辺の町との事。桐生市にある吾妻山(標高500m位か?)を3回ほど登り自信がついたので赤城山に初挑戦したとの事です。考えが甘かったと恐縮しておりました。
でも人間誰しもすべてが初体験から物事を始める分けです。悲観することはありません。
あのご夫婦も今では素敵な登山愛好家になっている事でしょう。
5年前の出来事で引き返した判断は、当たりでしたよね。無事に戻れて良かったです。
最近空気が澄んできて、直線100km離れた家からも、赤城山が見えるようになってきました。丹沢大山から白い富士山、奥多摩の尾根から武甲山まで、東京の西を限る山々がよく見えます。
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