かぐら中尾根北斜面 パウダー争奪戦からの解放

3/11 THE DAY

5ロマのパウダー争奪戦の喧騒は、かぐらゲート上でも続いており、バックカントリーへの換装で大変な賑わいになっていた。
太板だったのでスネパウだった新雪も、板を外したらモモまで軽く沈んだ。中尾根方面への最短ルートへはトレースが無いので、かぐら峰方面へ、複数のグループと同時スタートした。今日もしっかりとトレース泥。
木々がまばらになる辺りから、中尾根方面へ向かうトレース数本あり、ダイレクトに向かうモノにちゃっかりと乗る。大半の人はかぐら峰方面へ行った。
　しばし、一人でのハイクアップ、いつもの慣れた時間、樹々の着雪と青い空のコントラスト、灌木が埋まり、森林限界っぽくなった雪景色、ゆっくり登っても40分程度、緊張感の無く喧騒から離れて雪山に浸れる、これもバックカントリーを止められない理由だ。
　稜線に上がると西には苗場山の台地と手前の崖地形が美しく広がっている。東は眼下に岩原スキー場と飯士山スライダー、奥に八海山と越後三山の峰が美しい、昨日滑った舞子奥添地はその谷間にある。

　目的の北斜面に向かう。この辺りは標高1900を超えているが、上越の雪質で、日射や気温の少しの上昇で直ぐに重くなり賞味期限が短い。ただ北斜面はパウダーを少し長めに保ってくれる。エントリー部は傾斜の変化の錯覚で急に見えるが、全般にはパウダーを適度に楽しめる斜面構成だ。
　スネからヒザパウ、ゆったりと堪能した。　その後は、中尾根下部を巻いて行く長いトラバースルートだが、灌木が埋まったので、これはこれで良い。　樹林を抜けるとかぐらメインゲレンデが見える。雪庇の切れ目から最後の斜面で春間近のパウダーを短く楽しんで終了した。

コメント

bmwr1200rs

争奪戦は男のロマンです！
ファーストの快感は一度味わったらもう後戻りはできませんwww

ST

私もファーストトラック　パウダーを追い求めています。が、気力が遅れ気味です。
田代側の争奪戦の方が性に合っているようです。