今日、齢95のおじいちゃんのお客さんと接する機会があった。
スラックスにジャケット、ハット帽を被ったおしゃれなおじいちゃんは、
ドジャーズの大谷選手の活躍を語り、
いい色の洋服だねえ、よく似合っているよと私に笑いかけ、
身長を測る際「慎重にね」と冗談を言った。
パイナップルが最近はやってるから、漢字でどう書くのか気になってね、調べたんだよ、と「鳳梨」の漢字を教えてくれた。
好奇心いっぱいの陽気なおじいちゃんを見て、先日の出来事を思い出した。
山行途中、とある山アプリの見守り機能で92歳のおばあちゃんからメッセージがあったと同行者が語った。
「あんた、今日も遊んでいるの？だって〜。」
聞けば翌日、横浜アリーナで行われるアイスショーを一緒に見に行くらしい。
好奇心旺盛で、アイスショーをはじめ、スポーツ観戦、花の観賞に・・と飛び回っているらしい。
歯もしっかりしていて何でも食べるんだよと、横浜中華街での食事も計画していた。
好奇心いっぱいのおばあちゃんは事あるごとに子どもたちに、ここに連れて行って、とお願いするそうだ。
「よくピンピンコロリ、っていうでしょ。うちのおばあちゃんはルンルンコロリだね、って話しているの。」同行者は楽しそうに語る。
いろんなものに関心を寄せ、そこに行きたいと言い、美味しいものを食べ、最後まで毎日ルンルン過ごす・・・。
なんて素敵なおばあちゃんと、その子どもたちだろう。
私はピンピンコロリになれるといいな、75まで働くぞ、と言ってきたが、ルンルンコロリのほうが楽しそう。
色でいったら、ピンクかな？
ピンク色のおばあちゃん、うん、こっちがいい。
私もルンルンコロリを目指す！
今日の95歳のおじいちゃんもルンルンコロリのタイプかな？
今度来る時は、ドラゴンフルーツの漢字を教えてくれるかもしれない。
そういえば、山行の同行者は、もう一つ言葉を教えてくれた。
「寝たきり、って嫌じゃない？うちでは、ねんねんころりと呼んでるの。」
私はルンルンコロリを目指すけど、たとえ、そううまくいかなくても、ねんねんころりなら、まあ、いいかという気がしてきた。
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