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私自身は１１月１９日に京都三条大橋をスタートしました。その２日前、還暦の誕生日に東海道本線の終点ＪＲ神戸駅をスタートしています。つまり季節を選んでスタートしたわけではないのです。
ただ、早々に歩く時期の重要性を身をもって感じました。
「日照時間」です。
夕方の５時２０分くらいになると真っ暗なのです。実際、
１１月１９日 滋賀県草津市（東海道初日）の日の入りは１６時４９分
１１月２９日 静岡県袋井市（５３次の真ん中） １６時３８分
１２月７日 日本橋（ゴール） １６時２７分
旧街道は抜け道になっているところも多く、狭い道を帰宅時間になると、真っ暗な中、身体すれすれドアミラーがかすめて行く車も結構ありハラハラしました。
また、日没後は先を急ぐことに比重がおかれ、後日、ほかの人のレコを読むと、見落としていたところ、気づかなかったところ多々です。第一、遠景など見えません。
それに、街道歩きをしていて、公共機関とかを使うつもりが最初からなければ、日常そのものに時計の感覚がなくなり（実際、曜日の感覚はなくなっていましたから）、暗い道を２時間くらい歩くと、時刻は８時前でも気持ちは夜の１０時って感じになり、肉体的な疲労よりも、そろそろ寝る時間という感覚に陥ってしまっていました。
ちなみに街道歩きの季節を春先の３月１日としてみます。
すると日の入りは約１時間延びるのです。
同じ日の入りは秋口だと９月２４日頃になります。ただ、３月１日より、９月２４日の方が日の出は約４０分早いので日照時間としては９月２４日の方が長いですが、当然、日中は残暑厳しいと思われます。
１時間日の入りが長くなることによって、１日の移動距離を延ばすことも考えられますが、移動距離を延ばすことより、明るいことによって、より景色を楽しみながら歩けると考えるべきだと考えます。
私の場合は１２時間以上歩いた日（休憩も含め）は、翌日の出立（チェックアウト）が平均出立より１時間３５分遅くなっています。（チェックインも１時間３７分遅いので、ホテル滞在時間はおおむね同じ）。１日の移動距離を延ばすにしても、無理なく延ばさなければ意味がありません。
東海道歩きの季節は３月〜５月、大きく考えると１０月〜５月かな、と考えてしまいますが、
東海道歩きには、日照時間に以外にもうひとつ重要な要素があるのです。
富士山です。
私の場合、愛知県の二川宿近くの立岩から道中初めての富士山が見え、箱根の芦ノ湖まで富士山を見ながら旅をしました。
小田原から東京までも（戸塚宿あたりまでは）富士山は見えるはずですが天気の関係で見えませんでした。
見えなきゃ見えないで気にならないのかもしれませんが、薩埵峠をはじめ、要所要所で富士山は見えた方が良いに決まっています。
ちなみに富士市が毎年発表している「富士山観測の記録」によると、年によって異なるものの年間に「全体が見えた」のは１２０日程度。「全体が見えた」と「一部が見えた」は２００日程度。ただ季節によって眺望には著しい差があり「全体が見えた」は１１月〜２月が多く、６月〜７月は非常に少ない。また、１０月と１１月、２月と３月ではコンディションがまったく異なっています。
もし、もう一度、東海道を歩くとして、時期を選べるなら、私なら「２月下旬」にすると思います。
寒さが気になるかもしれませんが、１１月１９日から１２月７日まで（予定では１２月３日までのつもりで）歩いてみて、下着などは寒さ対策のものも持っていましたが、実際は長袖Ｔシャツ１枚、日によったら日中は半袖Ｔシャツ１枚で大丈夫でした。寒さ対策はレインウエアや下着の重ね着で間に合いますし、街道歩きの場合は、最悪、道中、買い物もできます。
ちなみに、弥次喜多の旅は３月です。
写真左：薩埵峠
写真中央：富士市
写真右：富士市
●自分の記憶を整理するためにも、街道歩きに関して、質問等をお寄せいただければ、うれしく存じます。コメント欄からでもメッセージからでもかまいません。お待ちしております。
東海道五十三次 一気通貫（京都三条大橋から）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3757337.html
前哨戦（神戸→京都）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3753202.html
東海道五十三次 もし歩くなら �‘�数 �∋峺�性 �５�離 �そ蒜顱´ト駘僉´β領�
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