糸井の大カツラと助右衛門大桜（東床尾山）

腰の故障もあって、なかなか山に登ることができないので、バイクでツーリングを楽しんだ。これまで東床尾山には5度訪れたが、助右衛門大桜が咲いている時期には行ったことが無い！そこで、山桜だとすると開花時期が少し遅れているはずと思い、出かけることにした。
大カツラのトイレ近くにバイクを止め、まずはカツラの木とご挨拶。桂の木は水と関係が深いようで、山でこの木に遭遇する場所の近くに水が流れている。葉の形が『ハート型』の独特な特徴があるので容易に他の樹木と区別が山では付けられる。きれいな若葉の大カツラ。若葉がまるで何層かの階段状に見えた。
そこから、足を引きずりながら歩くこと20分。やっと花をつけた助右衛門大桜とのご対面。ありがたいことに桜の木周辺の樹木が切り取ってあり、サクラを一望できるように準備されていた。『ありがとう！』と心で念じながらサクラと半時間たっぷりと対峙した。コケやいろいろな植物を幹に纏い、自分の枝を左右に張り出している姿にこの木の持つ力強さを感じずにはおれなかった。