![]() |
ご自分の幼少期からの生い立ちと山とのかかわりが、『兵庫の山々』の著者多田繁次さんとの交流や会社の山岳部時代の様子が目に情景が浮かぶようにつづられている。そして昨年完成させられた『大屋周回コース』を作ろうとした動機や作る過程でのエピソードなどが詳しく書かれている。
昨年の秋、地理院発行の地形図を見つめながら、かつての『大屋第二尾根』へと続くトレイルの跡が残っていないかと、林道笠形線の谷筋から登りつめて行った。稜線に出ると驚いたことに道標があり、右に下ると大屋のネイチャーパークへと出る旨が書かれているではないか!その時は笠形山頂を第二尾根伝いに目指し、マーキングテープに誘導され『杉の丸』で笠形神社からのルートと合流して山頂へと進むことができた。
後日、力水コースで山頂へ。そして市位さんの作られた地形図に書かれたルートに従って何とかネイチャーパークへと戻ることができた。危険な場所はロープが廻らされ、随所に樹木の枝が払われている。驚くべきは市位さんが昭和13年生であるということ!わが父は昭和12年生まれの87歳。86歳で神戸から大屋へきた上に、山頂からグルーっと周回しながらロープを取り付けたり、道標や案内の地図を配置されているという現実に凄いパワーを感じずにはおれない。
是非大屋から登られるみなさんで、体力とルートファインディング力がある方はチャレンジしてみてください。多くが歩けば、トレイルは益々歩きやすくなります。
現在、市位さんは、けがをされてリハビリに励んでいらっしゃると聞いています。早く回復され、笠形山でお会いできることを楽しみにしています。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する