6/9日曜日、映画「ある町の高い煙突」(松村克弥監督、新田次郎原作)を鑑賞してまいりました(前日の奥久慈練習、奥久慈トレイルレースお疲れ様会、高萩〜自宅深夜ウォーキングのため寝不足でしたが… https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1886096.html )
1309席の日立市民会館にてこの日のみの三回上映でしたが、チケットは前売り分で完売とのこと。地元での関心の高さが窺えました(尤も大多数が年配の方々でした…)。
日露戦争の講和処理への不平感が漂う中、国の基幹産業としての銅精錬を推し進める日立鉱山と、その煙害に苦しむ入四間村(御岩神社辺りの集落)との損害賠償交渉や、当時世界一の高さ156mを誇った大煙突建設に至る煙害対策を描いた作品。
紆余曲折、苦心惨憺ののちに大煙突が完工し、そこから放出された亜硫酸ガスの黄煙が高層気流に乗って希釈されほぼ無害化するシーンでは、企業理念、郷土愛、科学技術の結実に感涙いたしました(実際には完成後も気象観測結果を排出量へフィードバックして運用したり、遠方で被害が発生したりして完全解決にはならなかったようです)。
日立アルプスを走る皆さんにも是非ご覧いただき、3分の1に折れてしまった大煙突を神峰山から見下ろしつつ往時に想いを馳せて欲しいです。
余談ですが、映画作品が原作通りである必要はないものの、以下の事柄がやや気になりました。
ひとつは、原作にない大平波三(のちに日立鉱山から独立した某H社の創業社長がモデル)を登場させたのは何故?(大人の事情?)。
もうひとつは、原作において大煙突の気象学的な裏付けを支えていた中央気象台(新田次郎氏自身やその伯父藤原咲平氏が勤務していた)が映画ではほとんど触れられなかったことを、著作権者の藤原正彦氏(原作者のご子息。数学者。「国家の品格」等のエッセイで著名)はどう思っているのか?。氏のファンとしては本作品の感想を伺ってみたいです。
kilkennyさん
初めまして
この映画、原作を読んでから映像化をずっと願っていました。
週末は天気が悪そうなので早速観に行こう!と思ったら、6月22日からロードショーなんですね。
10月で閉館が決まっている有楽町スバル座に観に行こうかな〜
日立アルプスから大煙突見えるんですね
情報ありがとうございました。
kaori509さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
この作品に興味を持っている日立市外の方がいらっしゃることが判り嬉しいです。私が観た6/9は地元での先行上映会でしたがロードショーは未だだったのですね…。始まったら是非ご覧になってください。
大煙突を見に行かれるのであれば、入四間集落→御岩神社→神峰山のコースだと原作や映画の雰囲気が判ると思います。さらに鞍掛山方面に降りるハイキングコースの枝道(今は藪化したかも)に入ると大煙突を裏側から至近で見上げることができます。本物の大煙突もぜひ見に来てくださいね。
kilkennyさま
ご無沙汰しています。
kilkennyさんに教えていただいて、すぐに映画を有楽町に観に行きました。
そして、先日青春18きっぷを使い日立市まで行って大煙突を見てきました
レコには一人で行った事になっていますが、友人も一緒だったため御岩神社→高鈴山→神峰山しか歩く事が出来ず、ちょっと心残りでしたが、とても楽しむ事が出来ました。
(鞍掛山の近くから至近で見上げたかったな〜)
駅のレストランもとても素敵でした!
遅くなりましたが、情報ありがとうございました
kaori509さん、こんにちは
映画、観ていただけたのですね。日立市民を代表して御礼申し上げます。
しかも実際に日立まで来ていただいたとのこと。事前におっしゃっていただければ案内人を務めさせていただきましたのに(その当日は一人むなしく奥久慈で藪を漕いでおりましたから)…、と思いつつレコを拝見したらなかなか渋いコース取りをされているので、これは上級者に違いないと拝察した次第です
情報ありがとうございます。
ロケも日立でやっていたんでしょうか?
是非見たいと思います。
fineさん、お久しぶりです。
日立の滑川浜や大子の旧上岡小学校でロケやったみたいです。あと、熊野神社などの桜も映ってました。
肝心の煙突はCGでした。山も神峰山ではなかったです。CG作る際に煙突が邪魔なんでしょうね。
是非ご覧になって懐かしんでください。
ありがとうございます。
そうですか。日立の山からの眺めがあるといいなぁ〜と思いましたが、人工物が多すぎれ難しいのでしょうね。
映画館へ行くのをなんとか時間つくりたいと思います。
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