|
|
|
先日、夕飯の買い物に付き添って地元のスーパーをぶらついていたら、松ぼっくり状の不思議な形をした野菜が陳列されていた。ラップに貼られた表示には「… 春代カリフラワー」とある。「春代カリフラワーだぁ?」と怪訝に思い、よく見直すと「… 春代」というのはこれを育てた地元の農家のおばあさんの御名前のようだ(所謂、生産者表示ですね)。スペースの位置がよくない…。
それはさておき、これは小生の知る従来のカリフラワーとは全く異なる代物である。という訳で、新発売の限定醸造ビールとともに買い物篭へ入れた。
帰宅してから早速調べてみると、ロマネスコという品種のカリフラワーであることが判明した。都会の気の利いた店では普通に売っているようだが、この片田舎でこれに着目した春代さんは進取の気性に富むおばあさんのようだ(あ。おばあさんと決めつけてしまったが違うかもしれない…)。
さて、「松ぼっくり状の不思議な形」と述べたが、このロマネスコは円錐状の突起が松ぼっくり状に並んだ一次構造だけではなく、個々の円錐のなかにも小さい円錐がやはり松ぼっくり状に配列した二次構造がある(画像1参照)。で、更にその小さい円錐のなかにも小突起の三次構造が観察できるのである(画像1を拡大して参照)。当にフラクタル構造っって云うやつだ。
「ん?だったら四次構造もあるんでね?」ということで、過日愚息の自由研究のためにおもちゃ屋で購入した顕微鏡を引っ張り出してきて、三次構造の小突起を拡大観察してみた。観察条件は、接眼レンズ10倍、対物レンズ4倍である。結果を画像2に示す。焦点深度が浅いため静止画では判りにくいが、焦点をずらしながら観察すると四次構造らしい微小突起を確認することができた。
自然の神秘に感動したが、味の方は普通のカリフラワーだった。
画像1:ロマネスコ(マクロ写真)
画像2:ロマネスコ(顕微鏡写真)
画像3:新発売の限定醸造ビールなど(他店購入品を含む)
kilkennyさん、こんにちは。
今日、カミさんの買い物に付き合ってスーパーに行ったら、これが偶然にも目に留まり、この日記を思い出しました。
http://www17.plala.or.jp/susunke/Yamareco/Romanesco.jpg
「137.5度という絶妙な角度なんて、まさに自然界の神秘ですね。」という感想は、あくまでも人間界での話であって、自然界においては、文字通り自然(シンプル)な事象なのでしょう。
しかし、こんなこと
さて、そんな話を聞いて茨城産のロマネスコに伸びたカミさんの手は、「味は一緒だってよ。」の言葉で引っ込められました。申し訳ない。
kinoeさん、こんにちは。山を外したネタにもお付き合いいただき誠にありがとうございます
でも、我が茨城県産ロマネスコをお買い上げいただけなかったのは残念です
137.5度は360/(1+黄金比) っていうことらしいです
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する