実録「神奈川県の山」　②印象に残ったお山

2020年12月16日 21:08プレイバック（振り返り）全体に公開

前回の日記で「分県登山ガイド・神奈川県の山」について少し説明をしましたが、実際に私が自分の足で歩いた中でも、特に印象に残ったお山をピックアップしたいと思います。
「百の頂に、百の喜びあり」とおっしゃったのは故・深田久弥先生でしたが、こんな若輩な私でも、自分の五感を通して感じた神奈川県の山の素晴らしさを、少しでも多くの方にも感じて頂きたいという想いなのです。
どのお山も本当に甲乙つけがたいのですが、日記が永遠に終わらなくなってしまうので、ここでは3つに絞って回顧してみたいと思います。

★蛭ヶ岳（1672m）

前回の日記でも、登った回数上位ランキングで紹介したお山です。
印象に残っているのはやはり山荘で出会った方々との思い出があるからでしょうか。
初めて登った時に、息子に登頂証明書を授与していただいた東城さん。
雪の残る春先に一夜を共に過ごし、後に山梨の御正体山で再会を果たした爽やかな高校生。
この蛭ヶ岳でめでたく日本百名山達成を果たした紳士ご一行。
山で出会う人たちって面白い！と感じる心を持てたのも、この蛭ヶ岳のおかげだったかもしれません。

そして蛭ヶ岳の魅力は何といっても山頂からの展望・遠望の素晴らしさ！
昼間の大展望、輝く夜景と申し分ないのですが、未だに達成できていないのが「蛾ヶ岳から見るダイヤモンド富士」。毎年2月中旬ごろに見られるとあって、機会を窺っては流れています。2021年の2月は、タイミングが合えば…と狙っています。

★菰釣山（1379m）

菰釣山は西丹沢でも極めて山梨県に近い位置にあり、まさに深山の雰囲気たっぷりのお山です。実際には一度しか訪れたことは無いのですが、その時の避難小屋で過ごした時間が何とも忘れられない出来事でした。

一夜を同じ小屋で過ごしたのは、鳥取から来たという三角点ハンターの健脚男性。
そして60歳から山登りを始め、三百名山達成までもうすぐだった“おとーさん”。
1泊2日でありながら濃厚な山時間を過ごした菰釣山の山行は忘れられない思い出となりました。
次は新緑の時期に、できれば息子を連れ立って楽しみたいお山のひとつです。

★矢倉岳（870m）

矢倉岳は通称「おにぎり山」。
晴れた日の朝、小田急線で開成辺りを走っていると、富士山の手前にこんもりと見える可愛らしいお山。
アクセスは大雄山駅からバスで移動となりますが、足柄万葉公園方面へ抜けられるので、私たちが歩いたように尾根沿いを縦走するのがおススメですが、その魅力は何といっても山頂から望む富士山の景色でしょう。
晴れた冬の日、展望最高の矢倉岳山頂で鍋でもつつきたいなぁ…と今でもこっそり心の奥に潜めているのです。

～参照～
★ヤマレコ　神奈川県の山
 https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptlist.php?groupid=79

～掲載写真について～
【写真①】記録：蛭ヶ岳から望む、暁の富士
【写真②】記録：菰釣山避難小屋での夜
【写真③】記録：のんびりハイクの矢倉岳

2020-12-09 実録「神奈川県の山」　①登頂回

2021-01-10 実録「神奈川県の山」　③新旧の

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