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かれこれ30年前…中学生の頃の事。
当時のクラスメートで、陸上部に入っていた(馬面の)タカハシくんとは不思議と馬が合い、彼はよく音楽の入ったカセットテープを私に貸してくれました。
中身はA面もB面も日本のポップスがほとんどだったと思いますが、その中でもずっと歌詞やメロディーを覚えていたのが、山下達郎さんの「ターナーの汽罐車」でした。
もちろん歌詞の意味なんか分かりもせず、初めて聴くようなメロディーは、13歳の私には新鮮で、とてもカッコ良かったのです。
確かタカハシくんには、少し歳上のお姉さんがおり、その影響もあってポップスをよく聴いているんだ、と話していたと記憶があります。タカハシくんが熱く語る音楽談義に私も目を輝かせ、多分に影響を受けました。
それ以降もポップスやロック音楽に関心をもつようになったのも、今思えばタカハシくんの影響が大きかったと思います。
タカハシくん、多感な中学時代に同じ時を過ごせた貴重なトモダチです。
ちなみに当時シングルCDと言えば8cmでしたね…私が初めて小遣いで買ったCDは、観月ありささんの「伝説の少女」だったと記憶しています。
子供の頃はぎりぎりレコード盤で音楽を聴いていた世代ですが、やっぱり「盤」で音楽をかける瞬間は、色々と懐かしさが込み上げてきますね。
ストリーミングやダウンロードが全盛の今ではあまりそんな機会も少なくなりましたが、まぁるいディスクをプレイヤーにセットして、再生ボタンを押すあの瞬間のワクワク…
カセットデッキにテープを入れる行為は、まるで音楽の鳴り響く別世界に飛び込むための、ちょっとした儀式のように感じられましたね。
さて話は戻り、その後も色んな場面でタツローさんの音楽には触れていました。
学生時代はCDショップでアルバイトしていたこともあり、当時はメーカーさんからのサンプル盤でも聴く機会が多くありました。
私にとってタツローさんの音楽は憂いがあって大人びていて、なんだかビターな感じでした。
自分で作品を購入したことはありませんでしたが、時代時代で流れるタツローさんの音楽はずっと心に響いていたように思います。
にしても、レコード買わなくても頭に残っているってすごいよねぇ、まるでビートルズみたい。
あれから30年。2022年になり、最近タツローさんの新譜が出たわけですね。
日曜のラジオ(TokyoFMサンデーソングブック)は昔からずっと聴いており、最近の回で新譜が全曲紹介されたのをきっかけに、そんな中学時代の想い出が一気に甦ってしまいました…
考えてみれば「ターナーの汽罐車」を唄っていた頃のタツローさんの歳に、私もとうに追い付いてしまいましたが…やっぱり、音楽はいいですね。
時の流れを巻き戻し、いつでもあの頃に引き戻してくれる魔法があるように思います。
懐かしさも込み上げ、実に久しぶりに…
新譜CDを購入しました!
今回はタツローさんの過去の曲もおさらいしたかったので、2012年にリリースされたベスト盤も一緒に購入しました。
いや〜、久しぶりにいい買い物しましたね〜
来年で70歳になるタツローさんの歌声に、毎日聞き惚れています。
ちなみに、タツローさんは「夏」といえば、海ではなくて、山を思い浮かべるそうです。ますます親近感湧いてしまいますね。
機会があれば、ぜひタツローさんの新譜、聴いてみてください。
・・・
山下達郎「SOFTLY」
https://tatsurosoftly.com/
山下達郎「OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜」
https://www.tatsuro.co.jp/discography/
・・・
radiko 6/27まではタイムフリーで聴けるぞ
「山下達郎のオールナイトニッポンGOLD」
https://radiko.jp/#!/ts/LFR/20220621220000
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