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最近こんな本を読んだ。
かっこつけて言えば、山に登ることの危なさをもっと意識しなくては、と思ったのだ。正直な所、自分の危機管理能力をもっと高めないといけないなぁと思ったからなんだけど…
山を始めてから色々な所に行ったが、毎回山に入るときは怖いものだ。こう見えても小心者のビビリなので、山登りするには丁度良いのかも知れないが...それでも夜な夜な滑落する夢を見ちゃったりすることもあるのだ(笑)
著者の岩崎さんはとてつもない大先輩であるから、その豊富な経験から語られる話はどれも心に響いてきた。
山の厳しさ、辛さを説いてくれると供に、山の素晴らしさや畏敬の念、山に対する心構えというものを、割と素直な視点で教わった気がする。
いくつか心に留めておいた節があるのだが、ちょっと難しい難解なものでは、
「お前は何がしたいのか?自分で考えろ。アルピニズムとは、何よりも自覚の問題である」なんて、何だか哲学的だけどドキッとさせられる。
人に言ったら危ないよと言われるだろうが、危険をはらむからこそ、責任と覚悟を持った山登りは楽しいのかも知れない。
もうちょっとシンプルなところでは、子どもたちに向けた言葉で
「山は自分の発見」
「山の頂上には物の見方を変えてくれる何かがある」
「山を降りる勇気は、新しい山に登る勇気」
何だかホントに勇気づけられる。
自分もまだまだ未熟なんだけど、息子がもうちょっと大きくなったら、「山登りは自分探しだぜ」ってちょっと父親らしく偉ぶってみようかなあ。
機会があれば、是非ご一読を!
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