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今回の事件で、嫌というほどそれを実感する。
ジツは、家出をされたのでございますよ。
何が嫌になったのかさっぱりわからず、一時は途方に暮れ、10分毎くらいに探しに行く取り乱しようで、今思うと穴があったら、状態になってしまいまする。
隣人情報では、庭を悠然と、というか堂々と、隣人の言葉を借りれば「ノシノシと」歩いていたそうで、目撃情報はそれのみ。
よって当然、そっち方面に探しに行くのは必然で、もう頭はそこしかなく状態、完全に視野が狭くなってる自分がおるのです。
猫は一生に一度大冒険をする、なんてぇ話もどこかで聞いたことがあるけど、まさかあのぐぅたらな猫が、んなことするなんて、、と、こんなこと思ってるから家出されんのかな??
家出発覚から5日目の平日。
その日は当然仕事で、会議をやってたらけたたましく電話が鳴る。
息子から連絡あり。
『めっかった!!』
”どこで??”
『ベ○クの裏の動物病院にいるってばよ!!』
”ホンマでっか!!??”
『ベ○クの駐車場で、うずくまってブルブル震えてたってさ、、、どっかの猫好きのおばちゃんが病院に連れてってくれたみたい』
”ヨカタ(;_;)ほんまにヨカタぁ〜”
ベ○クてぇのは近所のよくあるスーパーで、自宅からは交通量の多い県道を渡らねば行けない。
”そか、、あの道を渡ったのか、、、道理で見つかんなかったわけだ、、”
ぐぅたらで臆病、とばかり思ってたら、案外度胸あるじゃねぇか、でも無鉄砲さは飼い主に似てるかもな、と意気がってみても、誠に恥ずいのだがうるうるしてしまったのを白状する。
息子にとっても、物心つく頃から当たり前のような存在で、ガキのように泣きじゃくってた。
そんな息子を見るのも久しぶりで、なんとも言えない感情で胸がいっぱいになる。
ミレニアムの年に我が家に来た。
両手に収まるくらいの小ささで、壊れちまうんじゃないかと思わせるよな雰囲気の子猫だった。
スポイトで温めのミルクを飲ませたり、夜通しで看病したことも。
そんなバカネコももう、人間様の年齢では80過ぎのじじぃネコなのだが、意外と
体力は変わらず、早朝の運動会は欠かしたことがなかった。
連れて帰るなり、メシをガツガツと喰らいはじめ、なくなったら催促する始末で。
おいおい、オメェいってぇ何様なのさ!!
などと悪態つくも、その目を見た途端心が許してしまってるのだよ、、
そういう生き物なのだよ、猫ってやつは。
おねがいだから、もうどこにもいかないで・・・・
おわり
PS:バカネコのその後を晒すので写真ご覧あれ
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