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さる、9月20日。あるお花を探して訪れた山に…と言っても県民の森なんですけどね?!
目的のお花は、このコたちではなかったのですが。散策をしているうちに「この花は私たちが育てています、咲いたら見に来てください」との立て札に…
たのしみに、ちょうど咲く頃を見計らって再訪してみました。
この花は、植生遷移の初期の裸地のようなところで育ちます。そういう場所も年が経つに連れ、藪に覆われるなど植生が進んでいくと、この植物は枯れてしまいますので。自然状態ではそう何年も経たずに棲む場所を失っていきます。そういう意味では、このお花の生息地が失われていくところも何度も見ています…自然の摂理とはいえ、残酷な運命に少なからず心を痛めておりました。
しかしながら、ここは自然公園として管理された場所で、そんな悲しい運命から人の手を借りて続けられている、丁寧な下草刈りによって、この小さな命が守られている場所でもあるのです。
ところが…
10月3日の再訪時に…この手書きの立て札をふたたび目にしたときに、ひじょうに大きな違和感を覚えました。
おかしい…?!
開花前のとても小さなつぼみを携え幾つか育っていた若草が…この辺りだけ消えてしまっていたのです!
こういうこともあるということは知ってはいましたが。人間による悪意の行動という現実を、あらためてこうして目の当たりにしてしまうと…たいへん怖ろしい。
そういう意味では、人気の植物などは…
何処で誰が狙っているかもわからない。
残念ながら、この世には悪意を持ってこうした情報を探している人がいる。普通の人が何も知らずに、こんなところまで来るはずがないのですから??
ぼくらが何気なくインターネットで紹介している草花たちも、それを見て狙われかねないという可能性について、少なからず配慮が必要かも知れません。
そういう意味では、ジブンはヤマレコをはじめるに当たって、
人気のありそうなお花や、希少性の高いお花の「名前」をあえて載せないようにしています。
今回はヤマレコの情報が?!…ということではなかったのですが。それだけでも、盗掘を専門にしている人が行っているであろう「インターネット検索」で、そのページが引っかかることがなくなるからです。
もっとも、名無しとはいえ、画像などご紹介していても大丈夫かな?と思ったりもしますが、こうした人たちの特徴として「安易に検索で特定できるもの?!」をもとめているのであって、実際に現場に入ってあるいて見なければ分らないようなネタには喰いつかない??
ま、こんなハイキングとは名ばかりの、おさんぽレコを、目を皿のように見てくれている方たちには悪い人などいるはずもありませんからね。そういう方には、ぜひ見に来て欲しい…
見る人が見れば分る…そういう方たちなら、名前など載せなくとも気がついてくれる。
そんなに神経質になることもないかもしれません。また高山など本格山岳などでは、それほど心配などないはずです。しかしこうした、一般の方でもおクルマなどでかんたんにアプローチできる、狙いやすい低山や自然公園などに話題ばかりが先行して注目があつまってしまったりすると…こうした人たちも湧いてきてしまうようです。
そして、場所や時間などがかんたんに特定しやすい「質の高い」情報を鵜の目鷹の目で捜している…
そういう意味ではヤマレコは、悪意を持って求めるアクティブな情報をあつめるには持って来いのサイトでもあるのです。
ですから、ヤマレコでの情報発信についてはより気をつけていきたい…。
ただ、県民の森の散策をしていると、いつもお会いする管理人さんたちのご苦労や、お人柄もわかっているだけに…今回のことは、とても悲しく思います。
動物は、危険を察知すると逃れようと行動することはできますが、結果はそれぞれですね。
植物は危険を感じたとしても、為す術がないですね。
沼津アルプスでも地元の有志が登山道の整備や植物の保護をされてますが、一方で写真撮影を済ますと撮影した花を折っている方々がいるそうです。
花を愛でる人達には理解できない行動です。
仕方ない事かもしれませんが、出逢った花々をその時々に精一杯愛でてあげることで、きっと、花々も嬉しく思ってくれてるはずです。
そう思うことにしてますよ。
ほんとに情けなさすぎる精神してますね、盗掘とか
確かに行かずして咲いているかどうか、咲いている場所をログに埋めていればわかってしまう
花を盗んでも心は満たされないですよ
普通の人ならわかりますよね
huken さん、こんにちは。
こちらでも、鹿や、猪、猿に困らされて、猟友会の方々とのいたちごっこが続いていたりするのですが。敵も然る者引っ掻く(齧る?)者、なかなか人間様と対等以上の闘いが繰り広げられています。基本的に山の中は敵のホームなので、二本足ではどうにも追いきれません。
本当は増えすぎている野生動物の総数をコントロールしなければならないところでもあるのですが。いまのところは街場に出てきてしまってパニックを起こしてしまう野生動物をなんとか、山へ追い返す、それが精一杯。
その点、草花たちはほんとうに無防備ですからね。
悪意の前には、なす術もなく…また、こうして小さな草花たちは、けっして強いわけではないので、ちょっとした環境変化でも生きていくことができなくなってしまいます。
そういう意味では、デジタルカメラの普及で誰でも、こうした山岳で出会った草花たちを「お持ち帰り?」せずに、ご自分のデジタルアーカイブに綴ることができる。
基本的には、採らずに、撮ってくだされば…植物たちも保護できるわけですけれども?
カメラマンさんの中には、よい写真を撮るために、構図に邪魔な脇の花穂を折ってしまったり、三脚の据わりをよくする為に斜面を均したり耕したりして表土を剥いでしまったり、花に近づくために踏み込んだ足で根元の土砂を崩してしまったり踏み固めてしまったりして、植物の生息環境を著しく悪化させてしまう方たちがいるのも事実です。
今回の人たちのように最初から悪意をもった行動をしている確信犯もいる反面。中には、そうしたことをわからないでただ、お花に近づいて写真を撮るうちに、枝葉を傷つけたり、足場を踏み固めてしまったりしている人たちが大多数いるかと思うので、ぼくたちも含めて…
そうした小さく、弱い、儚い、草花たちを傷つけたりしないよう気遣いをしていきたいです。
特にこうした、小さな山野草はおもしろいことに人々が行き交うトレイルの脇に咲いてくれます。それを整備してくださる方々がいて、美しい姿をぼくたちも見ることができる。
そうした、自然と人との関わり感謝して、こうした草花と接していきたいですね。
tarutaruyama さん、こんにちは。
「この花は私たちが育てています、咲いたら見に来てくださいね」
…という、不器用そうなマジック書きの案内板のところに開花をたのしみに再訪し、数週間前に見かけていた小さなつぼみをつけていた若草の姿が消えているのを目にしたときには…
しばらく、思考停止してしまいました。
怒りや、悲しみといった感情すら湧くこともなく…ただただ立ちすくんでいたように思います。
以前、他でも盗掘跡をみつけてしまって(こちらは観葉植物)、少しだけヤマレコでも触れたのですが。こうした盗掘犯も浅はかなところがあって、情報収集をインターネットに頼っているのでしょうか?
なぜか検索サイトで出てしまった場所で被害が出ているものの。非常に情報の少ないマイナーな植物のおかげか、実はその辺のお里山、裏山でも何処でも生えている草なんですけど…??
わざわざ、大昔に取り上げられていた「群落地」としての情報がいまだにインターネット上に浮遊していて、検索に引っかかる…すると、そうした人たちはそこにばかり集中するようで??
逆に、ヤマレコでジブンのような低次元なユーザーがいくらアップしていても、それほど世間様に影響などないのですが。
中には影響力の大きなユーザーの方もいらっしゃって、そうした方が、それまではまったく地元でも世間でも知られていなかった非常に小さな生息地を、ちょっぴりセンセーショナルに「ご紹介」などされたところ…。
それが連鎖反応的に、多くのユーザーに飛火し、結果ヤマレコユーザーのみならず、多くのインターネット閲覧者の注目を集めることとなって、ホンの小さな片田舎の小さな生息地に、一気に多くの人が集まってしまった結果、失われてしまった生息地がありました。
しかし、こうした悲劇の中には、どこにも「悪意が存在しない」…悪意の不在という最大悪にインターネットのコワさを目の当たりにしたできごとでしたが…
今回のは、完全に「確信犯」ですからね?!
盗んだお花を自分で愛するのだとしたら、相当「歪んだ愛?」な気がしますが(狂ってる??)…以前の観葉植物の盗掘現場の場合は、何か商売の臭いがしなくもありませんでした。売ってお金にする…
いまだに、「オレオレ詐欺被害」が続いています。最近は「マイナンバー詐欺」ですか…この世にはそうした悪意に満ちた人間もいるということを考えた行動をしていかないといけないようです。
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