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夏から続けていた国土地理院の標高タイルを使って新たなSOTA山を見つけるためのプロミネンス解析。先週ようやく6エリアが終了（総務省通信局が日本を10のエリアに別けて管理していて、6エリアは九州・沖縄）。
8月に入ってから解析を始めたと思っていたが、よくよく見ると7月下旬からなので2ヶ月半も掛かってしまった。
折角なので九州本土と九州最高峰・宮之浦岳のある屋久島で標高図を作ってみようとトライしたら、画像が大き過ぎてダメ。
標高タイルをまとめてから縮小するんじゃなくて、1枚1枚を縮小してからまとめる様にしたらOKになったが、今度は前回気に入った地球色だと色的に海と陸地の区別が付かない事が判明。
仕方なく別の色でトライしてみたものの、良いのが見つからない…。もうコレで良いやと虹色レインボー色で妥協。
これでまた1週間が経過…時間が経つのは早いものですね(^_^;)
それにしても、九州(沖縄除く)はこれまで大分2回(うち1回は足を伸ばして阿蘇まで)と長崎に1回行っただけで地理感覚も地形感覚も殆どないのですが、標高図を見て、地図から想像していたイメージとは全然違ったのでかなりビックリ。
佐賀と長崎がほぼ別の島になってますよ？！
それ以外にも、阿蘇から熊本に向かってこんな風に流れ出ているのも知らなかったし(熊本は水が豊富と聞いているけど阿蘇山のお陰か？)、宮崎が多くの川からなる平野だというのも知らなかった。
霧島の上にある巨大な凹みも初見。少し調べたら人吉市はこの盆地の中にあるらしい。鳥飼がめちゃ旨いのはこの巨大凹みのお陰では？と思わせる程、かなり気になる凹みです。
他にも気になる所が幾つかあるけど、本当に知らなかった事ばかり。
知ってる事といえば中央構造線の西端だという事ぐらいだけど、ゼロベースの知識でこうやって見てみると、九州はいくつかの火山が寄せ集まって出来た島だという事ですね。
しかも九重連山から桜島まで火山が一直線に並んでいる様にも見えます（火山じゃないんだろうけど屋久島も）。あと、普賢岳は中央構造線の延長線上か？
それに九州最高峰の宮之浦岳で標高が1936m、九州本土だと中岳の1791mが最高というのも知らなかった。
東京にいると少し足を伸ばせば奥秩父・八ヶ岳・日本アルプス、そして富士山に行けてしまうので、2000m超は普通で、3000m級とか手が届いてしまう感覚があるけど、それってある意味贅沢な環境なんだなと思った次第。
半世紀以上生きてきて色々と新たな発見。勉強になります。
さて、肝心な新たなSOTAの山ですが、機械的には220くらい見つかって、代わりに現在SOTAの山になってるのにプロミネンス150m未満が100くらい。標高タイルでは必ずしも山頂部分が最高地点になっている訳ではないので、上手くマッチング出来ていないのと、山口県が少し入ってしまっているのを考えると、新たなSOTA山は100くらい見つかったという事でしょうか。
これから1つ1つ、手作業で確認していかなくてはなりません。
まだまだ先は長い…
※地理院タイルを使った成果物を公開する際は、出典を明記する必要があるので、下記にリンクを貼っておきます。
出典：地理院タイル一覧ページ( https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html )
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