その時提示してくれる靴形状がだいたい「通常の登山道でみかけるミッドカットでゴア内蔵の登山靴」。
これが決して悪いワケではないが、陰陽師的には不満満載でこれを履いて山行したいとは思わない。
一度調べて貰えれば判るが「フツーの登山靴の裏底はとてもよく滑る 」。
なぜか?? 答えは単純で「グリップ力の低いソールだから」。
じゃグリップ力の高い靴ってどれ??…
これが「その1」でチラっと出てきた「アプローチシューズ」。
アプローチシューズと云われる靴のグリップ力はとにかくすごい!
そもそも簡単な岩場ならフリークライミングできるくらいのポテンシャルを持っているので岩や石の上に乗ってもフリクションが効いている。
濡れていてもグリップ力が大きく低減することはない。
コケ付岩などはつま先裏を押しつけ4~5回グリグリと足首を振るとフリクションが効いてくる。
知り合いの沢屋さんなんて沢靴履かずにアプローチシューズだけで滝身を登攀してる人もいる。流水内でもそれほどグリップ力が高いって事なのだ。
山岳系メーカーから多数のモノがリリースされており、クライミングシューズ寄りのものからハイキングシューズ寄りのものまで様々ある。
陰陽師の知りうるメーカーだと…
ラ・スポルティバ、スカルパ、ブラックダイヤモンド、マムート、モンベル。
中でもラ・スポルティバはやはり人気が高く、フリークライミングやバリエーションクライミングに出かけた時によく見掛ける。
TXシリーズという名称で展開しており、ついこの前も新しいシューズがリリースされている。
ただしデメリットもそれなりにあるので紹介しておく。
まずはクッション性が乏しい。。。
一般登山靴に比べミッド,アウターソールが薄いせいか足裏からの衝撃が多いし、インナーソールもちゃっちい。
クライミングシューズ寄りのものはこれが顕著に出るので選択時は注意が必要。
対策としてはインナーソールを肉厚でクッション性の有るものに交換等々。
次にローカットモデルが圧倒数を占める。
メーカーによってはミッドカットモデルがあるらしいが、とても少ない。
ミッドカットでないと不安だという人には不向きかも知れない。
何はともあれ今までの一般登山靴一択だった思考から少し視野を拡げ、一度お試ししてみるのもイイかも…と考える。
喰わずぎらいで敬遠していたローカットモデルが案外美味しく感じ、低山ハイクが楽になるかも
因みに陰陽師は冬期アルプスや雪中登山以外は富士山であろうとアルプスであろうとローカットのハイキングシューズ、アプローチシューズ、長靴のどれかで山行してます
pic1:スポルティバTX4(トラバースX4)
ソールはビブラム製メガグリップ
pic2:スポルティバTX5(トラバースX5)
ソールはビブラム製メガグリップ
pic3:スポルティバTXガイド(トラバースXガイド)
ソールはビブラム製イドログリップ+メガグリップ
ご紹介されているスポルティバTX5ですが、先日登山靴を検討する際に実際に履き試してきました。
想像よりも遥かに堅牢で、トレランシューズに頼りなさを感じている人にはちょうど良い靴ですね。
最後まで購入候補に挙がっていたのですが、この靴の使用が想定される山域だと私の場合アルパイン系登山靴と使用が被るので見送りました。とはいえ大変良い靴でした♪
あと私事ですが、今書いている靴関連の日記の流れで、onmyo-jiさんが冒頭で仰られた「通常の登山道でみかけるミッドカットでゴア内蔵の登山靴」が初心者にはお勧めという内容の日記を近いうちに書く予定でした。
内容が内容なのとタイムリーすぎますが、悪意はございませんこと事前にお知らせしておきます。
突然のコメント失礼しました。
コメントありがとうございます😊
「おススメ登山靴」に関する日記の件、わざわざお気遣い頂きました事大変恐縮しております。
登山靴に限らず登山ギア全般に関しまして十人十色の如くおひとりおひとりに登山スタイルや拘(こだわ)りなどあって当然です。
わたくしも決してアプローチシューズを強要している訳ではなく「登山靴以外にもこんなシューズあるんですよ」と紹介しているだけです。
一般的な登山道を歩いていらっしゃる登山者にはなかなか馴染みがないので、自身で使ってみた感覚を伝えられれば…との思いから日記に綴りました。
ですのでお気になさらず、どうかお書きなりたい内容をどんどん綴って下さい。
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