義務教育でのITスキル(その1)
https://www.yamareco.com/modules/diary/461360-detail-202295
をUPしてから、丸二日。
そろそろ、タイムリミットか?
未だ、大上段に振りかぶったものの、考えがまとまらない。
toshimizu7566様のアドバイスに、ヒントを得て一瞬、閃いたものが、
年のせいか、指の間からこぼれて行ってしまう。
ここは、SNS。
ご意見、ご批判、ご質問等。大歓迎として、少しでも前に進もう。
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学校へのコンピュータ導入担当者として、年度途中から役所に
入ったものの、前任者からの引き継ぎはほとんど無し。
国庫補助を3種類、受けていたものの、その「こ」の字も知らない。
徹夜の連続。今で言う「過労死レベル」の仕事が続く。
ここで、仕事の大変さを愚痴ってみても、本題から外れるばっかし。
とにもかくにも、一応、小中1校ずつに導入。
さらに、翌年度から3年計画で、全校導入に踏み切る。(翌年度から
担当者はもうひとり増えた。)
この過程で、思わぬ(でもなかったが)学校現場からの反発。
曰く。「こんなものより、もっと図書室の図書を充実させろ!」
曰く。「使い方が分からない。どうやって、子どもに教えるんだ!」等々・・・。
◎「図書も重要ですが、コンピュータもこれからは重要です。」
◎こちらとしては、将来子ども達のために「きっと役立つ」と信じている。
しかし、特に「使い方が分からない」ということは、今で言うと
「『ITスキル』をなんとかしてくれ!」ということに他ならない。
もちろん、「研修会」もたくさん開き、また、学校に出向いての
「出張研修会」も頻繁に行ってきた。
それでも、現場のニーズに応え切れていなかったのである。
最後には、「分からなければ、子どもと一緒に、とにかく使って下さい。子ども達がきっと教えてくれます。」と答える。
随分と無責任な言い草ではあるが、当時は必死であった。
「子ども達が教えてくれる」とは、担当者として「無責任」
ではあるが、「当たらずとも遠からず」と今でも思っている。
そこには、学生時代こっそりと、計算機をいたずらした自分。
そして、それをおおらかに、認めて下さった研究室の先生。
その体験が、大きく影響しているのかも知れない。
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来年度から小学校にプログラムの学習や、教科としての
外国語が本格的に入ってくるようです。
その波は大きなうねりとなって、学校現場に襲いかかって
くるのでしょう。
「ITスキルは(他の教科と比べて)圧倒的に歴史が短く、圧倒的に
ターゲットのIT自体の進歩が早い」とtoshimizu7566様は
おっしゃっています。
ということは、子ども達と教師とは、他と違って「スタートライン
がほとんど同じである。」ともいえるのではないでしょうか?
◎子どもは、物事を吸収するスピードが、ものすごく早い。
◎おとなは、物事を考える過程(アルゴリズム?)に長けている。
両者の「学びあい競争が」ITを通して、学校の中で、始まろうと
しているのかもしれません。
一つ、最後に気になることが、こういう流れの中でも必ず出てくるのが
「ついて行けない子ども達」がいることです。
「ついて行けない」とは、「たまたま周りの社会がその子にとって、
合わないだけで、決してその子の価値が劣っているわけではない。」
ということです。
社会全体が "真の意味" でこのことを認識しなければならない、と思います。
以上、超駄文となりお恥ずかしい限りですが、終わりとさせて頂きます。
ご意見、ご批判、ご質問等、大歓迎でございます。
失礼いたしましたm(_ _)m。
書いてくださりありがとうございます😊
現在の小学校では、職員1人一台ノートパソコンがあり、授業で使うため教室で使うタブレット端末もある。教科書はデジタルのもある。電子黒板にも対応している。
パソコン教室には、生徒が使い方を習うためのデスクトップが並んでいる。パソコンの授業は、担任もしくは、べネッセから派遣された指導者が補助することもある。
個人情報持ち出し、紛失などの不祥事が何度かあったので、また、セキュリティ強化のため、USBなどが使えなくなるようで、私のような臨時職員は、頭を抱えている。家で作った教材が使いにくくなるからだ。
これら全てのパソコン機器端末類は、我が町ではリース。リッチな市町村では買取のところもあるらしい。事務処理も含め、あらゆるデータ処理は、オンライン。
プログラミング的思考を教えるのも良いが、学校にいる間に、パソコンスキルをしっかり教えて欲しいものだ。かつての「読み書き算盤」は、「コミュニケーション・英語・パソコン」になっている。社会人として使える人材育成を、学校には、担って欲しい。が、パソコンスキルに関していうと、現状では、まだまだ非常に初歩的なことにとどまっているのが残念だ。
私立の学校では、タブレット端末を生徒一人ひとりに買わせているところもある。学校からの文書は、宿題なども含めて、そこに送られてくるようだ。
学校という建物に行かずに、ネット環境さえあれば、どこでも教育を受けることも可能な時代だ。現にそういう大学もある。あらゆる授業、講義が、ネット上にあふれている。英語ならば、無料で学べるシステムは溢れている。
Marsha-ukulele様
コメントありがとうございます。
このコメントを拝見して、まず感じたことが、「情報格差」そして「意識格差」ということです。
情報機器の整備状況や活用状況については、例えば私が務めていた市では、パソコン導入は全国でも先端的だったのですが、その後がしりすぼみの状況のようです。未だ教室は、黒板とチョーク。ホワイトボードにさえなっていない。
職員一人ひとりに端末は配られているが、肝心の授業にどう生かされているのか、???。
セキュリティ強化の締め付けだけが、厳しくなっている。
そういう状況の中で、職員の方々の「危機意識」が感じられない。
というのが、あくまで私が外部から見た感想でしかありませんが・・・。
ここは、やはり無理矢理でも子どもひとりに1台ずつは情報端末を配布して、授業等々に活用すべきだと思います。
ちなみに、私は当初から「ひとり1台(机・椅子と同じように)パソコンを配るべきだ。」と騒いでおりましたが、もちろん一顧だにされませんでした。
「コミュニケーション・英語・パソコン」初めて伺う言葉ですが、「言い得て妙」の感があります。ただ、「パソコン」に関しては、今後どのように変化していくか?AIの進化とともに、また変化していくのでは無いかとも思います。
パソコンを含め、情報機器の発達・変化はめざましいものがありますね。
スマホは使えても、パソコンは使えない若者も増えている。ともよく聴きます。ハードは日々変化していきますが、それに対応できるソフト的な思考能力は、学校でも学べるのではないかとも思います。
USB等が使えず、ご自宅で「作った教材が使いにくくなる」というのも、困ったことですね。なんとか、ネットを通して利用される方法はないものでしょうか?
相変わらず、まとまらない文章で申し訳ありません。m(_ _)m
「ITスキルを身に着ける」って何をどれだけ習得すればよいのでしょうね。
電子文書の作り方?表計算ソフトの使い方?プログラミング?ネットワーク理論?
それぞれソフトや言語があり、それを教えて使えるようになるだけで良いのでしょうか?
確かに、一つ習得すれば他のソフトや言語も似たようなものだから、目的の作業はできるので、それで良いような気もします。
でも、単に手順として覚えてしまうと、ソフトや言語が変わった時に応用が出来ない人もいるでしょうね。
ソフトや言語が違って、設定や出てくる単語が違っても、本質的な物が分かっていれば何とかなる(色々覚えなくてはいけないから大変ですが)のですが、それをどう理解させるが課題なのかも知れません。
ところで、Marsha-ukuleleさんが、「USBなどが使えなくなくて、家で作った教材が使いにくくなる」と仰ってますが、文書やプレゼンのファイルを、どこかのサーバーに置いておいて、それをブラウザで呼び出すという手もあると思います。
これもセキュリティの関係があったりしますが、例えばプレゼンファイルの画面を動画にしてyoutubeで再生する、なんてのでも良いかもしれませんね。
guchi999様
コメントありがとうございます。
そこのところでも、私の思考はこんがらがっています。
結局は、変化や必要にフレキシブルに対応して、自分で学習していく能力が必要なのでしょうが・・・。具体的にどのようにすれば良いのか?教師の仕事は何なのか?
教師は子ども達にあらゆる場面で、「教師自身の学習の仕方」を提案していくことしか、できないのかも知れません。「逃げ」でしょうか?(^_^;
miru_sankouさん、こんにちは。
思い出話です。
50年ほど前、某企業内学校の授業で初めてコンピュータの講義を受け、それまで電卓すら触ったことがなかったのに(せいぜい計算尺)、いきなりFORTRANを教えてもらいました。
その後北九州の工場に転勤。簡単な原価計算プログラムを作りましたが、当時は社内に計算機がなかったのでプログラムをパンチしたカードをコンピュータ会社に持ち込み、時間借りして走らせました。
当時は事務計算用のCOBOLが主流で、田舎でFORTRANをやる人は珍しかったようで、コンピュータ会社の人に「うちに来ませんか」と誘われました。ちょっと迷いましたが、あの時転職していたらどうなっていただろうか、と思うことがあります。
最近、お世話になっている会社に新人が途中入社。会社では三次元CADやシミュレーションをさせたいようですが、驚くことにパソコン操作がまったくダメ。最近の若者はスマホ入力しか知らないので、キーボード入力の教育から始まりました。ビジネス文書、ビジネスメールの書き方も一から教えなければならないようです。
義務教育現場でのIT教育ですが、話題になっているように「コミュニケーション・英語・パソコン」が必須だと思いますね。スマホやタブレットだけに偏っては危険なような気がします。
ikomochi様。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
いろいろな言語がありますが、どれをやるかがまた、難しいですね。
私は、それこそBASICで遊んでいただけなのに、こんなことになってしまつて。その後がしりすぼみの状況です。
学校現場へは、(上からの命令で)言語としては子ども用にLOGO。あと、授業用のオーサリングシステムを導入したのですが、いずれも、あまり使ってもらえませんでした。
せめて、オーサリングシステムの先生用を児童・生徒に使わせようとしたのですが、「費用と現場の理解」が得られずに、ポシャってしまいました。(このことについても、言いたいことはあるのですが・・・。)
「パソコンが使えない若者問題」。
今現在が一番大切な、実務仕事の現場では、確かに切実な問題だと思います。
学校教育は、どこまで将来を見据えて行うのか?どこまで現在社会の要請に応えるのか?案配の難しいところではあると思います。
30年前から、学校でパソコンに徹底的に取り組んでいたら。そしてもっと予算を投入していれば。タラレバを言ってもしょうがありませんが、現在の状況を見ると、自分のふがいなさを含めて、残念な思いがいたします。
miru_sankouさん、こんばんは〜
ITを使っていますが、教育関係とは全く縁のない道を歩んできましたので、そろそろコメントできるだけの材料を持ち合わせていませんで(>_< ) 「ITスキルは歴史が短い」=「教材もノウハウも全くない」ということですものね。日記その2からも当時のご苦労が忍ばれて…お疲れ様でした。
以前たまたま山で会った年配の方とPCの話になったときに「なぜそこで右クリックするのか判らない」「ウィンドウズ作ったビル・ゲイツがそう操作するように決めたからですよ」とのやり取りで納得して貰えたことがあります。
その辺は子供の方が飲み込みが早くて、あっという間に「習うより慣れよ」で理解してしまい、「子ども達が教えてくれる」になるんでしょうね。そして学校は、将来環境が変わっても自分で学んで行く方法を手助けできれば…
またまた横道に反れますが、ITスキルとともに、もう一つ必要だと思っているものに金融スキルがあります。クレジットカードのリボ払いでハマったり、株や投信で失敗したり、「絶対損はしません」で詐欺に遭ったり… その辺りがなぜ教育の範疇に入って来ないのか? とても謎に思っています。
ps.その1の槍の縦走周回の話。実は槍・西鎌・東鎌にまだ行けていませんで、とても羨ましく読ませて頂きました(^_^)
toshimizu7566様。
お早うございます。
コメントありがとうございます。
そうなのです!
私の申し上げたいことも、toshimizu7566様のおっしゃるとおり。
このように、わかりやすく解説頂いて、申し上げることはございません!
大変感謝いたしておりますm(_ _)m。
「金融スキル」
確かに、この事もこれから避けて通れない、重要事項だと思います。
小学校低学年の頃は、「お店屋さんごっこ」等の活動も行っている
ところもあるようですが、それから先へ進んでいる。という話は
聞いたことがありません。
学校教育に期待されるものは、それこそ星の数ほどあると思いますが、
限られた時間の中で、どのように取り入れていくのか?
大きな課題だと思います。
槍ヶ岳は、観ても登っても素晴らしい!
toshimizu7566様の山行記録、もちろんコスも含めて
楽しみにしております。
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