ところで、ふと思ったのだが、「アイスバーン」のスペルは、どう書くのだろうか? 私は、「アイス」は「ice」、「バーン」は「burn」と書くものだと今日の今日までずっと思っていたのだが、実は間違いだったことを知った。これはドイツ語の「Eisbahn」が由来なんだそうだ。そう言えば、我が国の登山文化がドイツから伝わった影響で、リュックサック、アイゼン、ピッケル、ヒュッテ、シュラフ、ワンダーフォーゲルなど、ドイツ語由来の登山用語が多い。
では、英語でアイスバーンを何というのか検索して調べたところ、「icy road」や「icy surface」という表現がヒットした。とはいっても、「icy road」と言えば「凍結した路面」の意味だし、「icy surface」は「凍結した表面」の意味となり、富士山のような傾斜のきついアイスバーンを表現するには今一つニュアンスが合わない。
そこで、さらに調べてみたところ、「icy slope」という表現が見つかった。「slope」は、日本語でもそのまま「スロープ」と言うことからお分かりの通り、坂や斜面を意味する。そして、傾斜が急な場合は「steep icy slope」と言うらしい。もちろん、英語は単数形、複数形にウルサイので、単数だと「an icy slope」、複数だと「icy slopes」となる。単数、複数の使い分けは日本人の苦手なところだな💦。。。
というわけで、日本の外来語の多くが英語に由来するため、カタカナ語=英語と思われがちだが、外国人と英語でやり取りするときは、特にカタカナ語を英語で言う時には注意が必要だ。いちおう英会話も私の趣味の一つだが、本当に毎日新しい単語や表現に出会うし、今まで覚えていた単語や表現が、実は間違いだった気付かされることも少なくない。あゝ、英語って難しい💦💦💦。ちなみに、「アルバイト」も「アルバイター」も英語っぽいが、実はドイツ語である。
コメントありがとうございます。
日本人の英会話にありがちな間違いですね。
カタカナ語を英語で言う時は、本当に注意が必要ですね。
私は栗のつもりでアメリカ人に「マロン」と言ったら、
「メロン?」と言われました。
マロンはフランス語なんですよね💦。
近頃、山の道具や用語が皆英語になってきていやですね。
アイゼンだ、ハーケンだ、ザイルだ!
ですねすね。
アイスバーンの「バーン」は、アウトバーンの「バーン」ですね。
「アウト」は英語の「out」だと思っている人が多いと思います。
あと、最近、登山用語を英語に統一する風潮があるのか、
クランポンとかアックスと呼ぶ人をたまに見受けます。
やはりドイツ語の名称で馴染んできたので、
英語はちょっと馴染みがないですね。
今後、どういう流れになるか静観したいと思います。
まだ文部省の頃に外来語を英語に統一と決めたようです。従って、文登研ではすべて英語らしいです。公益法人の日山協やJACは文部省ではないので強くは指導されないかも。
登山外もペーハーがピーエイチなど英語に統一のようです。お役人でなく諮問員会の答申発のニオイがします。
なるほど、そういう事情があったんですね。
そういえば、過去を振り返ると、外来語の表記が少しずつ変わってきてますね。
ただ、個人的には登山用語を英語に統一するのはどうも馴染めないですね。
とはいいつつ、外国人と英語でやり取りするときは英語で言いますが、
日本では従来のドイツ語由来の言葉を使いたいですね。
鶴嘴と鉄橇に麻縄も持って兜をかぶりいざ出発。
そのうち方言禁止令が出て日本語が使えなくなったりして。
昔、世界でもっとも話されている言語は英語なのだから英語を話せるようになれと社長にいわれた時、「人口から言って中国語だと思います。」と反論したら社長はすごい血相になりました。
でもじきにインドが追い抜くみたいですね。
実際には中国もインドも一つの言語ではないですが。
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