以前にヤマノートで通話表(フォネティックコード)を紹介しました。これらは無線局運用規則で決められていています。アルファベットは国際的に共通で発音記号も記載があります。基本的には決められたコード以外は使いません。プロは基本通りに繰り返しますが、アマチュアの場合は、Japanなど他の単語に変えることも良くあります。
このうち「J」がしばしばトラブルの原因になります。無線局運用規則では、Juliett (dʒúːljet)でカタカナで書くとジューリエトになると思います。私の持つジーニアス英和辞典には記載がありません。シェイクスピアの戯曲ではJuliet (dʒúːljət)でジューリアトになると思います。これはジーニアス英和辞典にあります。ちなみに岩波文庫本多顕彰訳はジュリエトで、平井正穂訳はジューリエットです。宝塚のポスターにはJuliette、ジュリエットと書かれています。ジーニアス英和辞典には記載がありません。
私はッが入らずジュリエトになりますが、宝塚等のジュリエットが唯一で他を排除する人が多いようです。通話表の目的からジューリエト、ジュリエット、ジュリエート、ジュリエイト、ジュリエト、ジューリエットのいずれも問題が無いと私は考えます。ジュリエットが唯一だとするアマチュア局はその他の局に妨害をしてくることがあります。このような人は登山中の事故での緊急通信も妨害してくる事がありますが、5〜10分で終わるのでジッと我慢です。
HのHOTEL(hou´tel)もカタカナで書くとホテールになります。国家試験でジュリエトは大丈夫なようですがホテルは減点されます。実際のアマチュア無線の交信でHはトラブルになることはほぼありません。
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