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サブタイトルに〜ツェルトの活用について〜と冠していましたが、様々な道具や現場にあるもの(木の枝や石など)を利用した技術を教えて頂きました。
・遭難はいつでも起きる
登山道から数メートル落ちただけでも斜面が急なら這い上がれない。怪我をすれば尚更困難。
・低体温症
気象条件の悪化(気温10℃以下、風速10m/s以上、雨や汗で濡れる)により、深部体温が低下する。近年の低体温症による事故は衣服が濡れたまま強風にさらされた事が原因。→ツェルトがあれば防げた可能性も。
・エマージェンシーシート
腹に巻く。低体温症を防ぐには内臓を冷やさないことが大切。
(袋タイプも紹介された。被るのに便利そう)
・ツェルトの立て方
ストック(または木の枝)を使用したものやロープから吊り下げるなど実際に立てながら学んだ。事前準備として天井部と底面四隅にロープを結んでおく。天井部と底面四隅のロープを色分けしておくと便利(現地で上下を迷わない)。立てる際は風向きにも注意。
・実際のツェルト活用
あくまで個人の感想だが、実際に遭難してしまった場合に上記のように張っている余裕はない気がする。同行者が怪我をしてしまい横になってもらいたい場合などは立てる必要があるが、自分が寒さを凌いだりする目的なら被るだけが最も早く身を守ることにつながる気がする。
被る際には岩穴などがあればそこに入り、入口をツェルトで防ぐ方法もある。
・ツェルトを使用した担架
ツェルトを下に敷き両端にストックや木の枝、または束ねたロープなどを置き、ツェルトで巻き込む。
・雨具を使ったおんぶ紐
セパレート式の雨具上下を使用。上着のポケットに手袋などを入れ、ズボンに入れ紐で結んで固定する。袖と裾を結んで完成。
(感想)大人1人を背負うのは相当な重さである。特に背負ってから立ち上がる際には周囲の人のサポートも必要。
・ザックを使用して人を背負う
ザックはフレームが入った大型ザックでないと人を背負うくらいの形状にならない。50リットル以上の大きさが必要なので、実際はテント泊などで大きなザックをお背負っているときに有効か。
(感想)実用性は雨具のおんぶ紐の方が高いと思った。
・ストックを使用した松葉杖
ストック2本(枝でも可能)とテーピングテープを使用。脇下の荷重がかかる部分にはクッションが必要。タオルやフリースなどなんでも使う。
(感想)これは実用性が高いと思った。ソロで入山して怪我をしてしまった場合にも応用が効く。もちろん山道を歩くので現場から動く際には慎重に状況を見極める必要がある。
・その他
ココヘリの活用。
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