おじいちゃんごめんなさい

　本日の大山登山にて、見晴台を過ぎて登りが再び始まるといった辺りで、本気で休んでそうなおじいちゃんと出会った。
　やばいかな、と思ったが俺の一つ前を行く登山者とはっきりと会話していたため、全然大丈夫そうでホッとした。
　俺も挨拶をすると、
「３キロ痩せるよ！」
　と、絶対に俺の体型を見て言ってきた。正直、登山を始めた頃はそれ目的も割とあったが、結局減るのは水分で、ある程度補給すれば３キロは２キロから１キロになり、登山終わりの腹ペコには帰宅際の飲食店やスーパーの総菜コーナーに抗う術はなく、結局翌日翌々日には良くて0.5キロ位に落ち着いてしまうのだ。
　向上心でもあれば、次はもっとキツイ山に挑戦だとか、タイムアップを目指すとかで日々の運動が付いてきて自然と体も締まっていくのだろうが、残念ながらそうそう勤勉な性格でもなく、早々に登山でダイエットは出来ないと悟っている。
　おじいちゃんはこうも言った。
「塩分を控えると良い」
　一応、最近は食う量を抑えて（いれば自然と塩分量も抑えられる）いるため、その言葉がちょっと引っ掛かっていて、大山定番のルーメソ通いもそこそこに帰路着く。
　
　が、しかし、
　
　おじいちゃんごめんなさい、やっぱ無理でした。
　帰りのコンビニでやっちゃいました……。

　結論：登山（だけ）でダイエットなんで無理やで
　



　と言うか、俺があんまり気にしない性格だからいいけど、知らん人間の体型の事をずけずけ言ってくるのって、失礼ながら昔の人間だからか、一応挨拶の感じからか大丈夫と踏んでの事か、一歩間違えたらヤバい気もするけどねｗ