一体どこから来て、何処へ向かった？

先週泊まりで南アルプスを楽しんできた。
予想以上の積雪にヒーヒーだったものの、快晴の二日間、最高の二日間となった！

さて、
道中こんな事があった。
一般ルートをラッセル中の事。三吉平と静高平の中間地点で雪と格闘中、(両サイドは木が連なりさらなる急斜面)、斜面からガサガサ、、、。

何度も声を張り上げ
「私がいます！どうか何処かへ行って下さい」アピールをしたがガサガサ、、、ガサガサ。
ついに「それ」が降りてくる。動きを止めてスプレーを握りしめた時、斜面を颯爽とかけくだってきたのは女性だった！

相手も私に気づいた。
距離があったが会話をかわす。「予想以上に雪深いね！」的な所は聞き取れた。登山口は違う場所というのは分かったが聞き取れず。
とんでもない斜面から下ってきたが、この人は道迷いではなく、地図見て下って来たんだと思う余裕を彼女から感じた。

さて、
この人は何処から来て何処へ向かったのか？

●朝、芝沢ゲートには自分の車しかなく、出発間近にもう一台が到着。後に小屋に来た方は7時30分駐車場着と言っていたので、二日目に見た茶臼岳方面へのトレースは、出発間近にきた人のものだと思われる

●スタート〜静高平までは踏みあと無し
●静高平〜小屋〜光岳手前の分岐までトレースあり(分岐〜光岳トレース無し)
●イザルヶ岳分岐〜イザル踏みあと無し
●二日目、易老岳〜茶臼方面トレース一人分

地図を見てドン引き
光岳手前の分岐から、破線がのびている。地図には「完全なバリエーションルート」と記載。完全な？(笑)どんだけバリル？(笑)

湖付近の登山口からきたとして、何処へ向かったのだろう？泊まりだったなら、きっと光岳もイザルも寄るかな？まさか日帰り？もしくはあの後ビバーク？
なんか、すっごいな〜。
凄い人っているんだな〜。
一般ルートでヒーヒー言っていた自分が笑えましたとさ。