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これは大正2年8月に起きた学校登山遭難事故を小説化したもので映画化もされました。
(鶴田浩二さん、岩下志麻さん、田中健さん、三浦友和さん、大竹しのぶさん、みんな若いっ!)
以前、羽根田治さんの「十大事故から読み解く山岳遭難の傷痕」を読んでいましたが、小説はその時の子どもたちの心情なども描かれていて、また異なる印象になりました。
結果を知って読んでいるので読み進めるのが切なかったです。
校長先生が何度も天候を確認していたのに、台風の中に進んでしまった、自然とはかくも恐ろしいものだと再認識させられます
現代ではその頃とは比べ物にならないくらいに気象情報や服装などの進化がありますが、情報を取捨選択して判断するのは昔も今も人間。
変わらず心しないといけないなと感じました。
遭難碑は「慰霊碑」ではなく「記念碑」として建てられました。
それは「忘れないため」「問い続けるため」の意思表示です。
低体温症で8名死亡、という夏山としては近年まれにみる大事件となった2009年のトムラウシ山のツアー登山の遭難事故では、ツアーのリーダーや参加者がこの作品を知っていれば未然に防げたかもしれない、と思ったりする次第です。
コメントありがとうございます
トムラウシ、、こちらも大変な事故でしたね
100ページ以上ある遭難報告書レポートを読みましたがこれは定期的に読んだ方がいいのではと思いました
木曽駒もトムラウシも読んで何を学び、現場でどう判断するかはその人次第ですものね
今後も無事下山できるよう安全第一の登山を心がけたいものです
ありがとうございました
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