2012.5.30
富士山へ登るための
体力づくりをしていた時です
隣の宮路山と尾根伝いに遊歩道ができていて
五井山はその折り返し地点として
見晴らしを楽しむ人が多い
しかし、
五井山を登山する人はめったにいない
早朝より何度も登っているが
すれ違う人に出会ったことがない
宮路山と比べると
比較にならないほど静かな山
私にとっては
お気に入りの癒しの空間でもある
その日は朝3時に起きて
4時少し過ぎに登山口に到着
まだ日の出前
ヘッドライトをつけて
新しく見つけた登山口から挑戦
登り口からすでにつまずく
落ち葉がいっぱいで
踏み跡がまったく見つからない
崖や谷のないことを知っているから
目の前の
つかまりやすい木につかまって
どんどん登っていった
半分足を滑らせながら
木にぶら下がるようになるところもあったけど
子供の頃から慣れているので
怖いとも思わずに
上へ上へ
必ず尾根に出るという
確信があった
ヘッドライトだけが頼りの
たった一人の山登り
怖いという気持ちより
山頂で日の出見ながら朝ご飯
という
ご機嫌なことを頭に浮かべて
早く登りたいという
気持ちでいっぱいだった。。。
少し勾配が緩やかになり
尾根に近づいた!
と思ったら
細い枝を茂らせて
低木がびっしり
尾根に登るのを通せんぼ!・・;
下をくぐることも
上をまたいだり
飛び越えることも。。。無理
木の隙間を探して
あっちこっち横歩き。。。
やっと隙間を通り抜けた時には
蜘蛛の巣だらけになっていた><;
後は知っている道^^
少し明るくなってきたので
ライトを消して
速歩で山道を進む
車一台通らないスカイラインを横断して
次の登山口へ向かう
ここからもきつい急勾配が待っているが
危ないところも
足を置くところもわかっている
どんどん登って行って
緩やかな山道歩きになった
まだもやの中
朝日が木々の隙間から
いく本もの筋になって
キラキラと輝いている
あと少しで山頂だわ!
最後の障壁を乗り越えた時
そこには
真っ白に輝く眩しい世界が広がっていた
日の出にはちょっと間に合わなかった
でも
独り占めしている気分が嬉しくて
朝ご飯のおにぎり。。。極旨!^^
下山はまた別の道を考えている
山頂から直下で
下のスカイラインへ下りる道が
あるらしい
(山行ブログで発見!)
スカイラインは
山の南から西に通っている
直下だから
真っ直ぐに降りていけばいいのだな?
と。。。
入口を探したのだけど
踏み跡どころか
草ぼうぼうで
何も見えない。。。
そんなに広くない山頂の
南の斜面の草をかき分けて
(いや。。背よりも高くなっているから
草に潜って。。。なんか
草の中を水中遊泳してるみたいに。。。)
進んでいった
先が全く見えない状態
しばらく下りて行ったら
スポッ!と抜けるように
突然茂みがなくなった
そこからは高い樹が植えてあるので
草は育っていない
そのかわり
登った時と同じように
落ち葉がいっぱいで
とても滑りやすくなっていた
登りの時より
樹間が広くつかまるところが少ない
お尻を下につけるようにして
カニのようになって
下りていく
前の邪魔な木を避けようとして
横にまわったその時!
いきなり落ち葉ごと地面が滑って
つかまるところもなく
デコボコの滑り台を滑るように
落ちていった。。。
木にぶつかって止まるまで
頭の中真っ白
一瞬。。。現実離れした世界に入る
呼吸が止まったような感じ。。。
一本の木に
両足広げてまたがるような格好で
止まった。。。
足元の地面は滑って
立ち上がることが難しい。。。
ぶらぶらしている足をはずしたら
また落ちそう・・;
とにかく
木から離れて
斜面に戻らないことには
下へ下りられない
呼吸を整えてから
足を引き上げて
木の根元のところへ引っ掛けるようにした
次の足場は
落ち葉の下の
滑らないところをしっかり探して
落ち葉をかき分けながら進むことにした
その後なんとか滑らずに
スカイラインの上にたどり着いたのだが。。。
なんと!
金網がはってあって。。。
2メートルちょっと下のスカイラインに下りられない
登り返すには
落ち葉で滑った急勾配の斜面。。。
金網に沿って横に進んでいくことにした
ところが。。。飛び越せない崩落箇所
金網のところで車来るまで待ってようか?
(想像したら動物園のお猿じゃん・・;)
さっきのところより
つかまれそうな木が多かったので
向こう側に行けそうなところまで
登り返すことにした
木につかまりながら
もう落ちないように
しっかり気をつけて
登っていく
かなり登ったところで
道発見!
山頂からは
かなり西の方へまわっていくことになる
無事スカイラインへ降りることができたが
もう二度と
こんな失敗はしたくない
山では
一歩一歩が
とても大切だということが
わかりました
油断大敵ですね。。。
去年のお話です
itgoさん、こんばんは。
「五井山」ですか? どの辺にあるのか分かりませんが
>4時少し過ぎに登山口に到着・・
少し早すぎはしませんか? 特に女性一人でのその時間帯の人気の無い山登りは、お勧め出きませんね。
それと、「山行記録」は参考程度にして、あくまでその山に詳しい人と登るとか、何冊か購入して計画を立てたり、道標が要所毎に設置されている整備の行き届いた山を選んでみては?
それから、行程には万一に備えて(道迷いでの引き返したり、別のル−トに変更等)余裕ある時間の設定も忘れずに。
「山を甘く見ない」これが鉄則ですね。
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