馬の背の岩場からのパノラマは
鳳来寺山という馴染みの山を
全く別の姿にしていた
階段で何度も登った思い出
疲れるだけの
つまらない山だったのが
実はこんなに
ロマンチックな姿をしていたのか
と感激
しっとりと濡れた樹木や岩肌が
静寂な水墨画の世界を
取り囲んでいる
その後
長い下りのあと再び登りに入ったが
太陽に照らされていないので
涼しく歩きやすかった
疲れを感じることもなく
危ない箇所もなく
森林浴を楽しみながら
東海自然歩道の分岐点に到着
棚山方面へは行かずに
よく知っている山頂 奥の院を目指す
見晴らしは相変わらずで
霧が深く期待できなかった
午前9時
山頂到着 崩れそうな東屋
朝ご飯のおにぎりを食べて
お茶を飲む
その後は記憶にある道なので
簡単に下山できるはずだった
ところがどっこい!・・;
甘く見ていた下山に
思いのほかてこずることになる
道幅もゆったりしていて
なだらかな遊歩道。。。
片側が谷になっていても
怖さを感じない道のはずであった
雨というイダズラが
そんな安全な道を
滑りやすい危険な道にしていた
台風によって流された土が
落ち葉の上に柔らかく積もり
谷側の方へ
足を引きずられそうになることがある
折れた木や枝や
崩れた山側の道を避けて通るところもあり
手すりのない谷側が
怖いと思うところもある
それでも
注意深くゆっくり進めば
谷に落ちたり怪我をすることは
心配しなくてよかった
実は
安全だと思っていた階段が
最も怖かった
手すりのない平らな石段が何箇所かある
足を下ろした瞬間に
ずるっ!
滑る感触
前を向いて下りるのは危ないと思い
横向きで一歩一歩
平らなところほど
氷の上のように滑る
しかも
足を頼りにする以外
手でつかまるところがない・・;
1425段
後ろ向きで四つん這いで
降りていくのか?
(笑えない^^;)
手すりのあったところを抜かしても
かなりな数残っている
さすがに。。。
雨降りの朝を狙って訪れる
登山者も観光客もいない
段差のかなりきついところもあって
(どこに足を置こうか?)
迷いながらの時間のかかる下山となった
これだけ気をつけて下りてきたのに。。。
最後の最後で大失敗。。。
それは
平らな石が
平らな地面に
飛び石のように並んでいるところ
石の置かれている地面の方は
雨のせいで
ぬかるんでいてドロドロ
平らな地面に
緊張感が緩んで
次の石に
一歩踏み出そうとした瞬間に
あっ!
滑って。。。尻もち。。。
メッチャ 痛ぁ〜!><;
うぅ〜〜〜
。。。。(言葉なし!)
頭を打つことはなかったが
青あざ確定!^^;
足首もちょっと
捻っちゃったみたい。。。
手も痛い。。。
なんとか立ち上がれた
痛いの我慢して。。。
なんでもなかったような顔して
歩き出した。。。。
その後急に
膝がガクガクして歩きにくくなった
?????
(膝はぶつけてないはずだけど?)
目の前には登山口が見えている。。。
ほぼ下山できていて
本当に良かった^^;
まだ途中の長い道のりが残っていたら
あの滑りやすい階段や斜面を
降りることはできなかったと思う
ちょっとの気の緩みが
楽しいはずのハイキングを
台無しにしてしまうところだった
雨。。。
とても怖いことに気がついた。。。
これからは
雨降り予報だったら
ハイキング中止にします!^^
お天気でも雨装備忘れずに。。。
宣誓!\(^o^)/
>静寂な水墨画の世界を取り囲んでいる
そうですね。墨だけで表現力、私のお気に入りは山水図(雪舟)ですね。
体調も日々変化しますが、山もそうですね。自然の力ほど凄いものはありません。
初めて登る山は緊張感を抱く人も多いと思いますが、何回か経験した場合は、つい横着になりがちです。
下りでは、出来るだけ重心を低くして、余裕があれが2〜3歩先の足の運ぶ位置を確認するのも良いかも。
>段差のかなりきついところもあって(どこに足を置こうか?)・・
出来るだけ近くに置いた方が、足裏全体で踏面に接して踏ん張りがきいて滑りにくいのでは。
>雨降り予報だったらハイキング中止にします
それが、一番ですね。
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