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大きな台風が東海地区を襲ってから10日後
山崩れの情報があちらこちらで聞かれる
そんな山へ詳しい情報も持たずに
(天気予報は曇りのち雨)
ハイキングに出かけた
お馬鹿がいた。。。私
濡れた斜面の怖さを
まだ知らなかったから・・;
仙人様の護摩所までは
少し霧雨だったけど
森のおかげでほとんど濡れることもなく
楽しく登ってこられた
少し休憩して仙人様にお別れ
右横の岩の斜面をよじ登っていく
道のないところをよじ登るっていうことが
もう、、ゾクゾクして愉快だった
遊び心全開で。。。危険のことなど
心の片隅にも置いていない
御在所岳では
前の人のやり方を見て
真似していれば前に進めた
自分で考えないとならない今とは
大違い!
手を置く場所
足をかける場所
自分の感覚を研ぎ澄ませて
安全確認。。。
低木の林をくぐり抜けると
先に進んでたTさんが
前に進まずに待っていた
目の前は壁になってふさがってる
壁に沿って細い道ができているが
崩落の跡。。。
根っこを出して転がっている木は
土と一緒に流れたようだ
道を塞いでいて
飛び越えようと力を加えたら
また転がっていきそうで怖い
(木につかまるのはパス)
木の向こう側の崩落した箇所が
谷になっている
大きく一歩出したら
飛び越せそうな幅。。。
飛び越せなかったら落ちていく・・;
もう一つの問題は
転がってる木のところまでの土が
まだ固まっていなくて
足が埋まってしまいそうなこと。。。
引き返そうか?
安全な方法はあるか?
崩れたところを見つめて考える。。。
まず、
邪魔な木を下へ引きずり下ろした
(木をまたがなくても飛び越せるようになる)
崩れてフカフカの土のところを避け
ちょっと遠回りして
左端の硬い岩のところから
壁を頼りにして
張り付くように前に進み
谷の少し手前で止まった
Tさんの荷物を預かり
先に飛び越えてもらう
その後
二人分の荷物を渡して
身軽になった私が飛び越す
(足場の土が小石を連れにして
少し崩れて落ちていった)
今までにない緊張の一瞬だった
わずか684mの低山だけど
初心者にとっては侮れない山
崩落箇所クリアして
ほっとしたのも束の間
急勾配の岩登りが待っていた
そこは。。。
下を見たら。。。深い谷底。。。
荷物は先に登ったTさんに預けて
手も、肘も、全て使って
這い上がる感じで
よじ登った。。。
上半身が岩の上に上がった時には
張り詰めて切れそうだった緊張感が緩んで
あと少しなのに
力が抜けちゃった^^;
伸びたカエルのようになってる
(そこ 休憩するところじゃないでしょw)
岩場は
馬の背のようにまだまだ続いているが
今這い上がったような
谷底へ落ちるような
危ないところはなくなった
山の下の方は霧がもうもうと舞い上がり
里の景色を隠している
それはまるで
空と雲
黒と白の水墨画の世界
木の葉の緑だけが
唯一の色彩を添えている
雨にならないうちに下りなくちゃ
山頂はどこかしら?
今振り返ると
ハラハラすることばかり
この後、、心配していた雨になり
雨の中の下山が待っている。。。
そのお話はまたね^^
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