今週末、実家のある兵庫県西宮市に帰省した際、倉庫から懐かしい登山用品をいくつか発掘しました。その中でも特にご紹介したいのが、シュイナードのヴィンテージザックです。品番はおそらくCH118、もしくはCH111で、1970年代にパタゴニア創業者のイボン・シュイナードが手掛けたアルパイン・エクイップメントシリーズの一つです。当時の登山スタイルを彷彿とさせるシンプルかつ頑丈な作りで、私自身も高校1年(1978年)から愛用していました。背当ては綿で、ウレタンのクッションが入っています。後期モデルは、背当てに縦のステッチがあるようなので、前期モデルのCH-111であるかもしれません。当時は、これくらいの30リットルくらいのザックに、ハーネスやエイト環等のロッククライミングの道具をいれ、雨蓋の上のベルトでザイルを固定して、岩場へアプローチするスタイルの方が多くいました。私もそれを見て憧れたものです。薄っぺらい雨蓋を一本のベルトで締めるザックは素早くツールを取り出せるので、とても便利でした。石井スポーツなどでは、オリジナルの帆布製の革の一本ベルトのモデルもよく見かけました。このころの学校山岳部は帆布のキスリングが主流の時代、やがてナイロン製のザックへと主人公交代のころでした。
★当日記は、おじさんの昔話を集めて「懐古録」と名付けて全体公開しています。同年代の方は共に懐かしんでいただき、若い世代の方は、年寄りの自慢話だと読んでみてください
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