カテゴリー「懐古録」の日記リスト
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2025年 09月 22日 11:39懐古録
この10月で63歳になる。61歳の2024年3月、15年ぶりくらいに山に登ってみた。愛知県の猿投山(629m)だった。長年ほったらかしにしていたスカルパのトレッキングシューズをはいて数キロいったところでソールの加水分解の洗礼をうけ、一旦駐車場までもどりスニーカーに履き替える始末になった。2010年頃
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2025年 08月 27日 21:52懐古録
ビンテージ道具三連発の第二弾は、アイゼン(クランポン)。これは日本ブランドTOPの10本爪モデルでした。
前爪6本と後爪4本の2ピースを、チタン製のラダーで繋ぐ構造。付属の小さなスパナとドライバーで、長さや幅を自分の靴に合わせて調整できるようになっていました。
私は当時、革製のLOWAチベッタに
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2025年 08月 26日 21:27懐古録
今週末、実家のある兵庫県西宮市に帰省した際、倉庫から懐かしい登山用品をいくつか発掘しました。その中でも特にご紹介したいのが、シュイナードのヴィンテージザックです。品番はおそらくCH118、もしくはCH111で、1970年代にパタゴニア創業者のイボン・シュイナードが手掛けたアルパイン・エクイップメント
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2025年 08月 10日 08:38懐古録
最近はバリエーションルートを歩かない、いやふらついて躓いては命取りなので歩けない、だが、それでも高度感のある岩稜や、キレット状の鞍部をみると、血が沸き俄然やる気がでて、この句が頭をよぎる。なぜか山に登り始めた若い頃からなのだが、なぜかはわからない。ふと「来てみれば、聞きしにまさる一ノ倉」が浮かんでく
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2025年 07月 08日 14:48懐古録
1978年7月28日新穂高温泉から入山した私達は29日に滝谷の避難小屋の(C1)から槍平を経て南岳西尾根の急登から南岳小屋のテン場(C2)に到着した。その夕方はカミナリと雹に襲われ、一時小屋に避難した。30日は早朝4時位だったろうか、夜明け前に出発して南岳3032.9mの頂上に立った。朝焼けの美しい
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2024年 12月 28日 20:10懐古録
1982年、大学2回生の春山、高校山岳部の後輩2名と、先輩1名を率いて登った鳳凰三山の山行計画です。実はこの2年前、高校2年の正月、80年1月1日からの冬季、鳳凰三山では、あわや遭難の苦い経験があった。地蔵岳から鳳凰小屋に向かう途中、尾根道から右の谷筋に続くトレースに誘われて、ドンドコ沢の源流に迷い
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2024年 12月 28日 11:38懐古録
今でこそSNSの動画など、登山情報もリアルタイムで手に入り、登山計画もアプリでサクッと作れるようになったが、かつては、昭文社の山と高原地図と地形図、ガイドブックを頼りに、写真のような山行計画のパンフレットを手作りしていた。
高校WV部(山岳部)上がりの私は、クラブ伝統の様式をその後の山行計画でも取り
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2024年 11月 14日 14:25懐古録レビュー(雪山装備)
いま日経新聞の「私の履歴書」に、モンベル創業者の辰野勇氏の自伝が載っていると、先日45年ぶりに北八ヶ岳に同行した先輩から教えられ、早速、記事を写メしてもらい読んでみた。
1947年生まれの辰野勇氏が28歳ととき(1975年)に創業したモンベルは、いまや世界的アウトドアブランドとなった。創業の3年後1
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2024年 10月 26日 15:39懐古録レビュー(雪山装備)
先週、高校山岳部(ワンゲル部)の先輩のD菩薩氏と二人一緒なら45年ぶりの北八ヶ岳を同行した山行記録をアップしたが、その時の話し。
どうも、1981年5月に八ヶ岳天狗岳に行った話になった。しかし、私には全く覚えがない。
D氏は写真に写っとるで!と、送ってくれた中の2つがこの写真。カラープリントも経年劣
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2024年 10月 17日 23:07懐古録
高山の紅葉真っ盛りとなり、いよいよ雪山シーズン間近となりました。さあ行くぞと思い、ニット帽や手袋を探す。何せ40年ぶりの冬山なので、手袋や帽子の小物類までギアの知識がアップデートできていない事に気づいた。学生時代冬山の手袋と言えばハンガロテックスだった。山岳部にいた私は、高校のスキー合宿でも皆が使う
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2024年 08月 06日 22:46懐古録
いまでは、山靴といえば、布製のゴアテックスが主流です。昔のキャラバンシューズとは違い、防水も完璧、何より軽い。元祖キャラバンシューズを半年で卒業して、47年前に初めて買った革靴は、IBS石井スポーツの、カンチDXというVibramソールのとても頑丈な靴でした。片足2kg、両足で4kgの代物で、これ1
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2024年 07月 30日 06:44懐古録
前回の「シュイナードのザック」の最後に、オリンピック競技となったボルダリングについて触れましたが、今回はそれを深堀りしてみたくなりました。高校1年(1978年)のころであったとおもいます。雑誌「山と渓谷」(ヤマケイ)の記事に、ボルダリングが紹介されていました。「ボルダーとは河原などにある大きい石のこ
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2024年 07月 29日 21:44懐古録
ザック繋がりでもう一話。
ミレーのデメゾンザックは、我が家にまだ健在ですが、
初めて買ったのが、シュイナードのナイロンザック、アルティマツーリーでした。山と渓谷の裏表紙をかざる広告がでていて、若き日の憧れのザックです。
写真はメルカリからの拝借(主の方、お許しください)ですが、これと全く同じのを高校
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2024年 07月 27日 13:32懐古録
4月26日、千畳敷カールをのぼりきった所、乗越浄土で、見知らぬ登山者に、あれは30年以上前のリュックだと仲間に話されているのを耳にすることがありました。少し誇らしいきもちになり、「あ、40年前のです」と、年甲斐もなく答えてしまいました。
高校3年(1980年)の時に買った、ミレーのルネドメゾン、アタ
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2024年 07月 25日 21:04懐古録
昨日(24年7月24日)は、南アルプス北沢峠から仙丈ヶ岳を目指して登り、小仙丈ヶ岳を通過後に毎時15ミリの豪雨に遭い、仙丈ヶ岳山頂を断念して撤退下山しました。私は豪雨1時間前に、瞬間的に繋がったスマホでウェザーニュースを確認して10時ごろから豪雨になる事を知り、仙丈小屋への一時避難を決めましたが、小
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