![]() |
![]() |
![]() |
いまは登山に対応した天気予報アプリが複数ありますが、私が高校山岳部に所属していた頃は、新入生はまずは夜の10時にNHKラジオ第2放送の気象通報を聴いて、白紙の天気図用紙に書き移し自分で等圧線を引く練習をしたものです。
山小屋にも、小屋番さんが書いた天気図が掲示板に貼ってあり、『台風9号が接近中、夕方から暴風圏』などの一言が添えられたりしていました。
やがて2年生にもなり、名誉ある気象係に任命されると、夏山合宿のテントのなかで午後4時の気象通報を聴き、天気図を5時には仕上げて、キャプテンに報告する大切な仕事を与えられました。
山にはテレビがないので、作った天気図とラジオの天気予報、空を見上げて雲の種類をみる観天望気を組み合わせて、明日の天気をみずから予想したものです。
昨日は、遠雷が聞こえるなか、大雨の稜線を歩く登山者が多くいました。持っている金物を遠ざけて(5メートル位?)置き、姿勢を低くして雷雲が遠ざかるのを待つのが鉄則なのですが、、。こんな時、思い出すのが、松本深志高校の悲劇です。
1967年8月1日、西穂高岳独標付近で、長野県立松本深志高校2年生のパーティ55名を襲った雷により、死者11名の惨事となりました。
関心のある方はウキペディアの「西穂高岳落雷遭難事故」をご参照ください。
山のお天気は変わりやすいものです。ご用心を。
★当日記は、おじさんの昔話を集めて「懐古録」と名付けて全体公開しています。同年代の方は共に懐かしんでいただき、若い世代の方は、年寄りの自慢話だと読んでみてください
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する