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どうも、1981年5月に八ヶ岳天狗岳に行った話になった。しかし、私には全く覚えがない。
D氏は写真に写っとるで!と、送ってくれた中の2つがこの写真。カラープリントも経年劣化でややセピアになっているものの、これをみておもいだし、懐かしい気分に浸った。何より、心を揺さぶったのは、木製シャフトのピッケルと、帆布製の横長キスリングザック、使えば使うほどに味のでる代物。以前の日記にも、使い捨て前提の登山ギアたちを嘆いたが、安全第一、製造物責任法のコンプライアンスの時流は、理解するにしても、なんだか装備のうすっぺらさを寂しく感じるのは私だけか。
ピッケルのお手入れ法は、最初新品の時は、木部に包帯を巻き、亜麻仁油をしみこませる。金属部には、塗料のワックスを塗る。山からかえると、木部にふたたび亜麻仁油をガーゼで塗る。いつしか黒光りする強靭なシャフトになる。
(写真2枚目、少し雪庇のでた稜線の最後部を歩くのが私)
★当日記は、おじさんの昔話を集めて「懐古録」と名付けて全体公開しています。同年代の方は共に懐かしんでいただき、若い世代の方は、年寄りの自慢話だと読んでみてください
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