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折しも、山渓3月号の「デコデコ」でイグルーの中でオシッコをする話を見て、みんな同じだと思っていたところである。
雪洞デビューは、3月末の乗鞍岳2200m、汗ばむほど頑張って2時間、極小のスペースににじり込むと、風と音はピタリと止んで、暖かいと錯覚した。
無論氷点下で、汗っぽい手袋は、置いた形で固くなった。予備が無かったら・・・
トイレに出るのも、勇気が要る。考えて、マットをずらし、10cm掘って注ぎ込む。雪をかぶせてバンバン。臭いも無いけど温もりも無い。
シュラフのファスナーは、下にもスライダーが有るのは、こんな時のためか?中に入ったままできる。
2回目は、マットを反対にずらした。
3回目、気合いを入れて外へ。極寒の空気が動いて体温を奪い去る。
木の間に見える灯りは、ゲレンデか、宿か?あそこに温泉が有ると思うと、心底まで冷えた。
夜明け後、温泉目指して、早々に下山したが、睡眠不足で疲労困憊。
湯けむり館は営業前で、松本側のせせらぎの湯に浸かって、生き替えるかと思ったら、両足がつる。水分摂取不足で脱水状態でした。
脱水症になると、凍傷の危険が増えるとか。
テン泊も未経験なのに、無謀だったかと反省しました。
雪洞泊の理由は、長くなるので省略します。
写真を見ても、茶室のように狭いのが判る。
まず、胡座をかいて座れる場所を掘る。次に左右に荷物を置く棚を掘る。最後は奥に足を突っ込む場所を掘る。酒を持っていったこともわかる。ローソクひとつでずいぶん明るく、心強かったけど、上方に直径5cm高さ50cmくらい雪が溶け、昇華して、もう少しで天井を貫通するところでした。
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