GPSコレクション その４（とりあえず最終）

　もっとも最近購入したGarmin 2種です。　前回も書いたのですが以前はGarminというと高嶺（高値）の花で　手がなかなか出せないお値段でした。
　そのくせ　ＧＰＳ精度や　レシーバーとしての使い勝手はさほどよくないという印象があったので　安価で元気のよい台湾製に走っていました。
　最近になりGarmninを調べたら　なんとマスストレージでかつログ形式がＧＰＸではありませんか。
　お値段も英語版ならなんとかなりそうな雰囲気・・・　ということで　さっそく購入したのがForeTrex301, さらにしらべるとeTrexが　グロナス対応になってます。
　そこにひかれたのと　eTrex20がアマゾンで２万を切ったので　ついポチっと・
というわけで　自分もようやくGarminユーザーの仲間入りをしたのでした。


１．Garmin製　ForeTrex301
　サイズ：75*43*23
GPSチップ：おそらく　ＭＴＫ製
ＰＣとの接続：マスストレージ　ログ形式 GPX
バッテリ：単４　２本　（１８時間）

　同シリーズに高度計とコンパスがついたFT401がありますが　まぁ不要だろうとFT301を選択。（価格が１４８００円だったこともありますが）
　ご存知のように米軍も使用のウェアラブルタイプ。　ログ形式もすでにＧＰＸで保存なので　普通に使用するにはとても使用しやすいです。
　生ログを丹念に調べたい方には　前々回紹介のＮＭＥＡログタイプがいいかも。

　余分な機能はなく　Map画面、コンパス画面、トリップメーター、設定画面の４つのみ。(FT401だとここに高度画面が加わります）　ボタンを押すごとにサイクリックに表示が変わります。
　
　実は実際に使用すると　このシンプルさと腕につけて使用するということが　山歩き（ハイキング程度でしか使用してませんが）では　とっても快適です。
　　たとえば休憩時間をみるのにトリップメータみたり　ルート確認でＭａｐ画面みたりするのですが　簡単に画面が変更できるのは　すごく使いやすいです。
　さすがに米軍　ご用達かと感心したりします。

　山歩きで使用する一つといったら　これをまっさきにすすめます。

　帰ってからのログ整理もマスストレージであるし　ＧＰＸ形式になってるので簡単このうえないです。

　ただ　地図がないタイプなので　ウェイポイントやルートをあらかじめ入力しておかないとＭａｐ画面の使い道はトラックバックだけになってしまうかもです。

　もうひとつの難点としては　ＧＰＸ保存の機器にしてはログメモリーが４ＭＢと非常に小さいことかな。日帰りや数泊の山行なら問題なさそうです。

２．Garmin製　eTrex20
サイズ：103*54*33
GPSチップ：ほぼＭＴＫ製と思われる
ＰＣとの接続：マスストレージ　ログ形式GPX
バッテリ：単３　２本（２５時間）

　地図つきのGarminモデルの普及機版で値段からも　もっとも使われてるタイプであると思われます。eTrex10,20,30と３シリーズありますが　10は地図もなく（に等しい）メモリーも小さいところから　やはりeTREX20が選ばれる可能性が高そうです。(eTrex30は高度計とコンパスが内蔵）

　地図の自作やＰＯＩシンボルの自作とかガジェットとしてのおもしろさも持ち合わせている機種で　いじる楽しみもあります。

　自分が購入したのは　地図ではなく　グロナス対応であったことが大きいのです。ＧＰＳがアメリカの軍用の衛星でるのにたいし　グロナスは最近使用可能になったロシアの同様の衛星です。
　軌道面がすこしＧＰＳより大きいので天頂にくる確率が高かったり　狭い天空でも　いままでＧＰＳだと２つしか衛星がみえない状況でもグロナスと合わせれば４つ以上が確保できる可能性が高く測位が不利な条件でも（谷とか街中とか）ロストする危険性がへります。
　また天頂にくる可能性や　ＤＯＰが高い位置の衛星を使用することが可能になるので通常の測位においても精度がアップすることが考えられます。

　すでにスマフォとかでは　グロナス対応もでてたはずなので　ようやくかという感じですが　とびついて購入してしまいました。

　実際に使用すると感度はあがっていて　精度もこころなしかよくなっているかなという気がするところです。

　地図があるGarminとしては小型なのでしょうが　ゴロンとした筐体は　はっきりいって歩くときは邪魔です。
　表示の切り替えも自動を使えばいいですが　通常は　地図画面→メニュー画面→トリップメーターと切り換えるため　ForeTrexほどの快適さはありません。
　それ以外の使い勝手は　マスストレージなので快適さは同じですが　実際にＰＣにつなげると内蔵のＳＤカードを読むまでに時間がかかります。転送もおそいのですが　一説にはマスストレージはＵＳＢ１．１ではないかという話もあります。
　ＳＤカードにデータの書き込みとか　行うときは面倒でも機器からはずしてカードのみでＰＣにつなげたほうが早そうです。（ちなみに１６ＧＢのカードつけていると　時折ＰＣから認識できずにいることがありました。いまは８ＧＢのカードにしています。）


　とにかく　割と安価で　地図付かつグロナス対応が特徴の機種だと思います。

　ForeTrexと山で使用するのに　どっちかひとつ選択しろといわれれば　自分はForeTrex選択すると思います。　

　でもまぁ　購入したので　どっちも均等に使用します。

　この機種の難点ですが　他の方も経験しているようですが　突如　電源が落ちる現象が発生することです。
　以前は電池の瞬断といわれてましたが　どうもファームかなにかのバグ　もしくはバッテリチェック電圧が高いことが原因ではないかと　思われます。　大事な山行のときは念のため　ピンピンのバッテリを使用したほうがよさそうです。

　バッテリのもちは　ForeTrexもeTrexもすばらしくよいです。


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　両機ともＧＰＳチップはＭＴＫ製と予想してます。ForeTrexは感度や挙動がなにげにそっくりなので　そう感じただけですが　eTrexについては　グロナス対応のチップでコンシューマーＧＰＳが使用できるのは　ＭＴＫ社ともう１社しかまだないそうです。
　ＭＴＫ社以外のところは　まだ全般的に実績のうすいところなので　ＭＴＫではないかと予測されます。（ほぼあたりだと思うのですが）
　両機種とも感度はすばらしくよいです。とくにeTrex20はグロナス対応のこともあり　いままで所有のＧＰＳ機の中では最高感度です。

　また、マスストレージ機のGarmin全般にいえることなのですが　ＰＣと接続時でデータ交換時にＵＳＢケーブルが抜けたりすると　場合によっては　ＧＰＳ本体の電源が入らなくなったりする事故がおこります。
　実際に自分もForeTrexで　一回　やってしまい　ネットでしらべて　いろんなことやりなんとか復帰しましたが　下手をすると復帰できなくなることもあります。
　注意して使用すればいいのでしょうが　普通そういう大事なファイルは　マスストレージでみえるところに置かなければいいのにと　思います。
　前々回紹介した台湾製のマスストレージ機は純粋にデータ部分だけ見えるので　たとえ途中でケーブルぬいても　ログデータが壊れる程度ですむはずで　機器が立ち上がらなくなり使用不可になることはありえません。
　ここは　Garminの設計ミス的なところも感じるのですが・・・

コメント

toradango

RE: GPSコレクション その４（とりあえず最終）
　この夏にGPSロガーを紛失してしまい、現在物色中だったのでちょうどいいタイミングでした。有用な情報ありがとうございました。

　私が使っていたロガーはi-gotUのGT-800でした。こいつはあまり深く考えないで購入。液晶表示が付いて使いやすかったのですが専用ドライバが必要なのがちょっとウザい(普通に使う分には問題はないのですが)。ザックの雨蓋の最上部にアンテナ面を上にして突っ込んだままにしても、帰ってからログを見ると数分間は同一緯度経度のままで突然正しい地点に飛んだと思ったらまた数分間固まっている状況・・・というのが結構ある。きれいに取れてることもあるのですが。感度は悪くないはずなので樹林帯でも取れると思うのですが。

　というわけで今回の購入はまともに調査して機種を決めようと考えてました。

GarminのGPSは初代etrex(英語版)とetrex venture(英語版)を使いました。ventureは今でも現役ですが10年以上前の製品で感度が・・・・。液晶も死にかけ。今回の検討でロガーとしてではなくナビとして使える製品にするかも悩みの種です。ナビにするなら地図表示が可能な機種にしたかったりとさらに悩みます。

KousukeM

RE: GPSコレクション その４（とりあえず最終）
>toradangoさん
　はじめまして。　トラネコかわいいですね。MobileAction製のiGOTお使いだったのですね。　このメーカーもいろいろ機種だして元気いいとこですね。
　あまり　まじめに調べたことなかったのですが　すべてドライバーが必要そうだったのでパスしてました。
　マスストレージのもの使うと楽でいいですよ。
eTrexも過去機種とくらべると　多分感度は　雲泥の差かと思いますよ。
　英語版なら値段もそこそこなので　ボクのように思い切って２種類買っちゃうとか（笑）
　ForeTrexの使いやすさはほんと快適。でも地図がほしいとなると　eTREXか・・・　それなら両方！！
　なんてね。
　いまのガーミンはかなりよいですよ。