先日、新潟県関川村において、2022年8月の大雨による被害に伴う災害ボランティアに参加してきました。
前々から、登山者と災害ボランティアは相性が良いことを常々感じてきましたが、今回は自分の備忘録を兼ねて、これまでの経験の中で役に立った装備を書き挙げてみます。
登山の装備とは、見方を変えれば、電気・ガス・水道のないところで活動するための道具。
被災地も、そんなインフラが遮断されていたり、あってもアテにはできない場合がありますので、登山の装備はまさにうってつけなのです。
ホントはヤマノートにまとめたいのですが、登山のことではないので、日記にします。
若輩者の感じたことですので、「そんなわけあるか!」みたいな部分もあると思いますが、そこは寛大なお心でご容赦いただければと思います。
1.ヘッドライト
被災地はライフラインが遮断されていることもあります。
当然、電気の来ていない状況もあり、そのようなときは日中でも家の中は薄暗いです。
そんなとき、ヘッドライトが活躍します。
また、レアな事例だとは思いますが、家屋の床下に腹這いになって潜り込んで、水害によって入り込んだ泥の除去を行うときにも、ヘッドライトが大活躍しました。
懐中電灯だと片手が塞がってしまいますので、やはりヘッドライトが便利です。
2.レインウェア(雨具)
ヘッドライトの項目で書いた、『家屋の床下に腹這いになって潜り込んで、水害によって入り込んだ泥の除去』を行うとき。
このようなとき、レインウェアが役立ちます。
レインウェアは泥が付いてもシミになりにくく落ちやすいので、作業時の服を汚さずに済みます。
ただ、泥の上で匍匐前進などするのに、高価なゴアテックスを使うのは躊躇われますので、ワークマンやホームセンターなどで、捨てることになっても惜しくない、安めのレインウェアがあると躊躇せずに使用できると思います。
あまり安すぎるものだと、一度使っただけで破けてしまうので、そこは少し注意が必要です。
3.ヘルメット
被災地での活動は、どのような危険があるか分かりません。
被災家屋内で作業していて、上からモノが落ちてくるかもしれないし、誰かが運んでいたモノがうっかりミスで自分の頭に当たることも考えられます。
そのような危険と隣り合わせの現場では、ヘルメットが必要になります。
もっとも、作業内容が様々な上、現地で作業を割り当てられるまで何を作業するのか分かりませんので、使うかは定かではないけど、あるのならば持っておくに越したことはないと思います。
4.バーナーとコッヘル(ガスも)
災害ボランティアは必要なものを自前で用意するのが原則です。
当然、活動中の食事も自前で用意します。
もちろん、お弁当やコンビニおにぎりでも良いですが、バーナーとコッヘルがあればお湯が沸かせるので食べられる食事のバリエーションが増えます。
カップ麺はもちろん、味噌汁、袋ラーメン、アルファ米、レトルト食品など幅が広がります。
5.テント等
被災地で連泊して活動を行う場合、現地での宿泊も自前で手配します。
ホテルや旅館が使えるならいいけど、通うのに丁度よいところにあるとは限らないし、そこも被災して利用できない可能性もあります。
そして何よりお金が掛かります。
そんなとき、テント等の幕営装備があると役に立つことがあります。
ある被災地では、被災して営業できない観光地の駐車場を、災害ボランティアに貸し出してくれましたので、そこでテントを張って寝泊まりすることができました。
テントではないけど、車中泊する人もそこにいて、ランプの明かりを囲んでお酒を飲んだのが楽しかったです。
6.ウェア類
災害ボランティアの作業は、重労働となることが多いです。
当然、汗も多量にかくこともあります。
寒い時期だと汗冷えすることもあると思います。
そのようなときも、登山用のウェアは効果を発揮してくれます。
畳んでもコンパクトなので、作業中に携行しても支障がないし、休憩中やテントでの寝泊まりのときにも活躍してくれます。
他にもあるように思うんですが、思い出したら書くかもしれません。
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