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奥多摩での事故発生の状況もですが、どうして事故が起こったかから、関係者の当時の状況などが詳しく記録されており、自分事として読むことが出来ました。奥多摩は低山とは言え、岩がちだったり、落ち葉堆積で道がわかりにくい場所もあり、また沢への迷い込みが作業路からありと、観光地化された高山よりもリスクがある場所という印象を登っていて感じることがありました。
内容は10年前くらいのものですが、地図付きで、どのような場所で事故があるか分かり易く記載されていましたので、奥多摩の山選びをされる際の参考にもなるかと思います。
レスキューをされる方のご苦労や、日々の鍛錬などもこの本から伺えました。
事故があるとすぐに「山に入るのがいけない」と言われることもありますが、突発性を除けば事前の準備や計画がしっかりとされていればレスキューのお世話になることもないかと思います。
楽しい登山ライフのために日々情報収集や、自分自身の体力・技術の見極めは必要ですね。