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その中にブルーガイドブックという、団塊世代がこぞって山に行っていた時代の本がありました。
発行は昭和36年。まさに父の世代が使っていた山のガイドブック。中を見るとこれがおもしろい。今と同じ王道のハイキングコースから山に登らないトレッキングコース。そしてアルパインクライミングのルートまでが1冊に凝縮されている。
今ではハイキングブックにクライミングのルートがあるなんて考えられないですよね😅 しかも「熟達者のポピュラールート」と紹介が...。普通にハイキングの延長に岩壁登りがあるという、なかなか攻めた内容です。
また、今は多分ないと思われるコースもあり。びっくりしたのは、白毛門から馬蹄形ではなく、何と新潟の巻機山に繋がるという…!えええ、ここは激薮ではと思ったら現代ではやはり冬季限定コースの模様。この本では普通に太線なんで昔はコースがあったんでしょうね。もったいない、復活してほしい。
先日宿泊した土合山の家も、女将さんが昔からこの宿あるんですよと言っていた通り、このガイドブックにもしっかりありました😀
巻末には上野からの電車や、地元バスの時刻表まで。これまたびっくりなのが宿の値段。素泊まり100円...!?😂
タイムスリップした気分になる一冊ですが、今でも読むとここに行ってみたいとか、今この道はどうなっているかな、とか昔と今を比べても楽しめる本でした。うっかりガイドブックの情報通りに行って、道がない、宿がないには気をつけないとですが😅
※Amazonではブルーガイド復刻版というので何種類か取扱しているようです