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前季雪山までは、ゴローのS8(初級雪山にも対応、赤岳レベルなら可)を雪山用に使っていましたが、唐松岳をナイトハイクした時に山行後に両方の足親指に感覚マヒが暫くの間残りました。。。
後で調べてみたら軽い凍傷とのことで、今後のことを考えて保温材の入った雪山用登山靴を用意することを決断し、色々と検討した結果、ゴローのエグリーを導入することにして今に至ります
エグリーを選んだとはいえ、エグリーにも短所がない訳ではありません。。。なので、自分が思う短所と長所をお伝えします
まずは、短所
① 他のメーカーに比べて重いこと
エグリーは片足で約1300g(25.5センチ)と、今どきの他メーカーの冬靴に比べると重い
② 防水ワックスでの手入れが必要
雪山行をした後には、雪との摩擦でどうしても防水ワックスが削れてしまうので、多少なりともワックスを改めて塗り込む必要があります。
この短所のうち気になるのは①
ただ個人的な感覚では、手で持った感覚だと とても重く感じましたが、足に履いてしまうと そんなに重さを感じないです。
しかも、雪山だと夏山のように足を大きく持ち上げる機会はあまりなく(アイゼンの爪を引っ掛けない程度に上げるだけ)、靴の重さが負担になる感覚は、今のところあまりありません。
次に、長所
① 経年劣化によるソール剥がれのリスクがない
冬靴でも夏靴同様にソールを接着剤で貼り付けている場合には経年劣化によるソール剥がれのリスクがあるそうで(4~5年の寿命)、雪山行中にソールが剥がれることを想像するだけで恐ろしい。。。それが雪山ギアでの最大のリスクだと思いました。
その点、ゴローの靴はソールは縫い付けてあるので経年劣化によるソール剥がれのリスクはゼロです!
雪山だとソールが摩擦で削れることは殆どないので、ソールの減りがほぼ無いことを考えると、エグリーは一生モノになりそうです♪
この長所がエグリー導入の一番の決め手となりました。
② 自分の足型に合わせて微調整してもらえる
自分の足は、細型、親指が大きめ、甲の骨と踵の骨が少々出っ張っている、等の特徴があって、それを考慮して靴型を調整して貰えました。
そのお陰で、足親指と靴との間に程よい空間ができて靴外の冷気が足親指に伝わりにくくなり、足親指の冷えをかなり抑えることが出来ています♪
③ アッパー部分も ほぼ劣化なし
ゴアテックスを使用せずに昔ながらの防水ワックス使用なので、ゴアテックスシールドの破けのリスクを考えなくてよい
④短所①の裏返しですが、靴が重い分キックステップ・蹴り込みにパワーが出て、硬雪でもしっかりとしたステップを作ることが出来る
⑤ 比較的リーズナブル(税込70,400円 2025.2.16時点)
円安傾向と物価高の影響でスポルティバとかスカルパの冬靴が10万円くらいすることに比べたら、良心価格だと思います。
革靴作りが趣味の友人が云うには、ノルウェイジャンの仕様の革靴でこの価格は破格だとか。。。
また、友人がAKUの冬靴のソール張替えをしたら25,000円位かかったとのことなので、長い目でみれば ソール張替えが不要(長所①)な分、さらにリーズナブルですね
⑥ 履き込む毎に足に馴染んでくる
まだ6回ですが既に足に馴染んできていることを実感しています。これから使い込む毎に足の一部のようになっていくことに期待です♪
以上、短所と長所を比較的してみました
自分は、社会人で山に入れる日数に限りがあって、しかも好天の時に雪山行を限るので、一シーズンに雪山に行ける機会は運が悪いと数回程度になってしまいます
そう考えると、長所①③のように劣化を考えなくてよい「エグリー」は、自分にとっては精神衛生的にも経済的にもメリットが大きいと思い、選ぶことになった次第です
一生モノの冬靴「エグリー」
オススメです!
写真
1枚目: 防水ワックス塗布後
2枚目: オーダー時に足の特徴を記した設計図
3枚目: 防水ワックス塗布前
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