明日の山行の前に

資本主義も生命も、
成長と衰退という呪いを背負わされています。

何かを手に入れるためには、
手に入れる前の自分を捨てること。
何かを手に入れたのなら、
手に入れる前の自分を捨ててしまった
ということ。

自分の好むと好まざるとに関わらず、
成長してしまう。させられてしまう。
その先にあるのが、
間違いのない衰えと滅することであっても。

自分を捨てないためには、
何かを手放すこと
何かを手放せないのなら、
自分を捨てるしかない
ということ。

今もなお、
手に入れるものが少しになりながらも
否応なしで、手放さざるを得なくなっている。

そんな年齢になった自分を
時には、温かく、時には、残酷に、
山は、自然は、迎えてくれる。

私は、まだ、歩いていたい。
せめて、歩ける間は。

自然の中に映る
ありのままの自分を見つめられる自分でいたい。

コメント

Goddy

禁煙を手に入れるために、
手に入れる前の
タバコとともに生きる自分を捨て、

タバコとともに生きる自分を
捨てないために、禁煙を手放しました。

タバコをとともに生きる自分は、
肺と呼吸器に過度の負荷をかけながらも、
それでもかけがえのない大切な自分でした。

え？（笑）