今年のアルパインクライミングを振り返って

先日の一ノ倉沢衝立岩中央稜をもってマルチピッチでやるようなクライミングは打ち止め、積雪期までやってピンポイントでザイル使うようなバリエーションルート、あとは岩トレとなる運びです。
今年やったマルチピッチでの岩場は添付の写真順に一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜、北岳バットレス4尾根、一ノ倉沢衝立岩中央稜。
南稜、バットレス4尾根はまた来年行く機会あればリードでやってみたいものです。

中央稜はいろいろ勉強になりました。
課題として手掛かり乏しいフェースの登攀、懸垂下降時の下手糞なロープダウンの改善、悪条件下で危なげなく下山する…。
中央稜、テールリッジ末端に降りるまでは三度目ですから降雨で滑る条件下でも先頭で下れましたが、末端は雪渓で埋もれた状況下しか歩いたことが無く、不安なものでリーダー、yyさんに先行ってもらいました。
北岳終えたあたりでちょっと慢心してましたがマルチピッチのルート、連れて行ってもらってやれはすれど自分の力量不足が露呈化した中央稜でした。

仮に今登山辞めても好き勝手やらせてもらったので悔いは無いですが、まだ改善の余地があると分かった以上は岩トレで弱点補強してもう一度中央稜に再挑戦したいだなんて思う気が有るのは確かです。
山、特に登攀はやり始めると本当に楽しい、人間なんて欲の塊ですね。