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山頂は、宇佐美沖の海原、天城の山々、遠く沼津に富士、箱根まで遮るものなき絶景であります。
一方、駅は無人駅となり、駅前通りは人の気配も無く、往時を知る者としては些か物想いに耽りながら海岸へ出てみました。
砂浜は湘南辺りの浜に比べるとまだまだ広く豊かな浜相でした。
祖父に連れられて来たことを懐かしく思いだしながら歩いていると驚くべきものが目に入りました。
『エッチ本の自販機』です。
錆だらけで半ば朽ちながら、未だに現役で稼働しているようで、思わず写真に収めました。
あの自販機は何十年あそこに立ち続けているのか…
町の人々に疎まれ、いく日も買いに来る者もなく、人の往来も無く寂れた通りに立ち続けている。
そんなことを妙に感心しながら駅へと向かっていると、宮沢賢治のアレが頭に浮かんでしまいました。
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ 夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク 決シテオコラズ
イツモ静カニ笑ッテイル…
というアレです。
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