雪の下から春の便り

先日、いとこ会に参加するため、田舎に帰省し、雪に覆われている庭先をぶらぶら歩いていると、雪が解けた地面から蕗の薹が顔を覗かせていた。その周りをじっくり探してみると、次々と見つかった。
兄貴に話をすると、雪を掘れば、もっとあるぞといい、裏庭の雪を掻きだしてくれた。山菜採りのベテランの兄貴は、雪の下にある蕗の薹の在りかも頭に入っているようだ。
結構採れたので、いつもの蕗みそ炒めにしようかなと思い、帰宅したところ、「春を告げる蕗の薹なら天ぷらが良いよ」と天の声！
田舎の青首大根おろしを添えて苦味が癖になる春の便りを肴に、日本酒が進んだ。