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2017年11月23日 20:50未分類全体に公開

洗濯を通しての登山着考察

洗濯していると、お山で使う素材の速乾性がよく判ります。

それは、脱水して 干すときです。
それと、夜に干して朝に 触ってみることです。

まるで違いますよ(^^)/

脱水機にかけて 取り出すと、「えっ? もう乾いてるのか?」
というのが、モンベルのジオラインのインナーシャツです。
ヒートテックの5倍のお値段・・・ですが・・・2倍は暖かく3倍は速く乾きます。
雪山で汗をかいた後の、テントの中・・・その差は、お値段以上の快適さです。
素材は、ポリエステル100%ですね。

この上級インナーに スーパーメリノウールってのがありますが、これは純毛ですが暖かく乾きも速いです。しかし、ちょいと肌にチクチク感があります。それと・・・天然素材ですから、防虫剤を入れておかねば、虫に食われて穴が空く場合があります。
整理整頓が苦手なのですので・・・現在行方不明中💦・・・(部屋のどこかに眠っていると思いますが・・・)

イオングループのインナーとユニクロのヒートテックを 洗濯脱水後に触ってみますと、全く違いますよ。
イオンのは、もう乾いている感じです。
ヒートテックは、じめっと 濡れている感じです。
そう、ユニクロのヒートテックは、実は乾きにくいのです。原因はコレです。
レーヨンという素材が25%入っています。コレが なかなか乾きにくいのです。ポリエステルは、10数パーセントしか使われていません。
一方 イオンのは ポリエステル85%の素材です。

しかし、着心地は、圧倒的にヒートテックですよ。
イオンのは、なんだかびよーんと伸びて、なんだかゴムみたいで、肌に馴染みません。

それでも 街着としてなら ユニクロのヒートテックでも いいのですが濡れたら乾きにくいのが 致命的ですね。

冬場の北アや富士山のような極寒地域の山は、インナーをジオラインかスーパーメリノウールでミドルは、表地も裏地も ポリエステル100%のユニクロのシャツを着て、その上にゴアの雨具を着て登ります。しかし、じとっと汗をかきますと、このユニクロのポリエステルシャツは、匂います。防臭効果が綿より低いです。

実際に着てみますと、やはりお肌にしっくりと来るのは、綿なのです。しかし、冬山では命取りになります。

というわけで、乾き方は
ポリエステル>>>レーヨン>>>>>綿 な 不等号で表せます。
着心地は
綿>>>レーヨン>>ポリエステル。真逆ですね。(個人差がありますので・・・私的な皮膚感覚です)

雨の日、雪の日も テントの中で乾きやすいのはポリエステル系ですよ。

ジオラインはポリエステル100%ですが、着心地はまぁまぁです。

やはり、秋冬は、やはり それなりの 素材や製品を購入すべきですね。
洗濯を通して 色々な素材の乾き方を 学びましたが、着ていてなんだか気持ちがよいのは、やはり綿です。
下手なポリエステルは、吸水せずに汗と皮膚の間が ベットリするものもありますし、綿よりも汗臭ささが 残ります。

メリノウールは、驚くほど 汗をかいても匂いません。
ただ、値段が高すぎです。
それと 毛玉ができます。ちょっと チクチクお肌に感じます。

ジオラインは、ポリエステルですが 吸水速乾で匂い難いです。
ただ、極寒の冬山では、ちと寒く感じます。

しかし、ヒートテックで厳冬期の1月冬型気圧配置時の富士山に登頂したことがありましたので、全く山に使えないことはありません。
多分、寒すぎて 汗をかかなかったからだと思います。この日の気温は、登山口の太郎坊トンネルで-11℃ 山頂−23〜−24℃でした。

ラッセル ラッセルでは 厳冬期の山でも 汗もかきます。
そんなときに ヒートテックでは 後が大変になりますね・・・

夏山と冬山
低山 高山
晴れと雨と雪
沢登りと 尾根歩き

用途によって 綿 ポリエステル系 を 使い分けるのが ベターだと思います。

夏の晴天では、奥穂も富士山も 綿のTシャツにGパンでも大丈夫でした。
2月の富士山に 登山用ズボンを忘れて ジオラインインナーとGパンに雨具で登ったことがありますが、寒すぎて汗もかかずに、意外と快適? だったです(''◇'')ゞ

厳冬期よりも意外と今頃の冷雨時やミゾレの時ほど ジオラインなどの吸水速乾の良いポリエステル系が活躍します。
濡れの上に強風を受けますと、夏の高山でも低体温症になる可能性があります。
悪天候で登山する場合は、下着一枚をケチると 命にかかわることもありますから、天候不順な時は、しっかりとしたモノを身に着けるようにはしています。
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