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2018年01月08日 15:42未分類全体に公開

穂高平小屋 夜の訪問者 怪事件?

白出沢辺りでテン泊しようと、スノーフライ(重たい)・スコップ・竹ペグ・タワシ等担ぎ上げていましたが、トレースがあるとは言え、右俣林道を遡るのに29kgのザックでは、時間がかかりすぎました💦

ちょっとここで休憩。そう穂高平小屋です。冬季は避難小屋として一部を開放してくださっています。

白出沢出合に着く頃は、日が暮れてしまいます。(想定外)
暗い中、スコップで雪を掘り、踏みつけて平坦地を作って、それからテントを張るのも面倒やなぁ・・・・

・・・もう、しんどいわぁ・・・の 最近の弱い自分が出てきて。。。
「きーめたっ この小屋にお世話になりまーす(^^)/」
ほんと、根性がなくなりましたよ((+_+))

日没後、雪まみれになってテントを張るのに比べて、ココは天国(^^)/

で・・・
午後5時過ぎに食事を終え、イスカの厳冬期用シュラフに入ったのが午後6時過ぎ。
眠たーくなって いつの間にかに 寝てしまいました。

ところが、「コン・コン・カラッ・コロン」の音で目が覚めました。
朝かぁ?
時計を見ると午後9時前です。
「ガラガラ・コン・コン・カラッ」 
この音が、小屋の向かって左サイドから ずっと続きます。

薪の束を ひっくり返して 木と木がぶつかる音みたいです。
「あれ?誰かいるのかなぁ・・・」
あまりにも 物理的な音ですし、完全に起きていましたので、夢ではありません。

「ガラガラ・コン・コン。カラッ、カラッ」が かなり続きました。
しつこいなぁ・・・ひょっとして熊か?
熊がなんか餌を見つけて、そこらへんの薪を投げ捨てている?
しかし、熊の手は薪を握れるんかなぁ・・・?

まぁ、人がいることを知らせたら お山に帰るかぁ?

先ず、咳ばらいをしてみました。
「うぇー、ゴホン ゴホン!」
すると、
「ガラガラ・コン・コン。カラッ、カラッ」が、ピタリと止まったのです。

ふぅ、山に帰ったか・・・シュラフを頭まで覆い、再度眠ろうとしましたがっ・・・
なんと。。。
登山靴で踏みしめる、ザッ・ザッ・ザッと言う音が、その「ガラガラ・コン・コン」の鳴っていた所から、玄関までやってきました。
「?熊さんと違って、登山者さんかぁ・・・しかし、なんの為に、薪を投げ捨てていたのだろう?・・・まぁ、話はあとで聞いてみよう。」
シュラフから抜け出し、テントのジッパーを開けて 玄関の方を見ましたら、ヘッデンつけてないのかぁ? 薄暗いまんまです。
まぁ、月明かりに雪が反射して、結構明るいから、ヘッデン点けずににこの小屋まで登山者さんが来ることもあるしなぁ・・・。

玄関には、昔の小学校で使っていたような椅子が3つ置いてあります。
彼は、そこに「どすっ」と座ったのでしょう。
「ザッ、ザッ ガサゴソ どすっ」
私も、Pから真夜中に登っていた時もあり、白出沢辺りでテン泊している横を、ザッザッザッと音を立てて、通り過ぎたので、山頂付近で追いついてきたグループさんから、「ひょっとして午前2時頃、テントの前を通られましたか?」と尋ねられたことがありました。
「あ・・・はい。確か、2時過ぎ位だったと思います・・・」
「ふぅ・・・よかった・・・」
「えっ?何がですか?」
「いや、幽霊だと みんなで話していたのですよー!(^^)!」
「ヘッデンもしないで、足音だけが聞こえたので・・・」
「いやー、トレースがあるので、月明かりで十分に歩けますし、ヘッデンを消して歩くと星がきれいなんです。。。驚かせてすみません・・・」

みなさん「わーはっはっは」で、笑顔になりました。

そんなこともありましたので、玄関の椅子に座られた登山者さんも、ヘッデンを消して、月明かりに照らされた北アの白い山々と、星を見ながら登って来た方だと思いました。

「先に声をかけようか・・・」と テントから出て、
玄関の硝子戸を横に明けました。
うん?
あれ?
誰も居ない・・・
手に持ったヘッデンを点けてみました。

玄関の戸は閉まっていて、だれもいませんでした。
因みに、「ガラガラ・コン・コン。カラッ、カラッ」の音が鳴っていた付近は、雪が吹き溜まっていて 足跡もなぁーんも ありません。

凍った靴に足を入れて、周りをヘッデンで照らしましたが、誰もいませんでした。

うーん・・・
なぞやなぁ・・・
さむぅ・・・

生きている登山者さんなのか?
生きてない登山者さんなのか?

この椅子に 座ったんですけど・・・「どすっ」って。

シュラフに潜って 二度寝をしようと思いましたが、珍しく心臓の鼓動が早いです。
こういうことは、今までも何度かありました。別に霊的な事には驚きませんし、この上の有名な心霊スポットの滝谷避難小屋でも 色々と経験しましたから。

しかし、今回のは、実は・・・施錠され開放されていない部屋に、怪しい人物が潜んでいるのではないのか?
と言う、怖さから心臓バクバクでした。

でも、しばらくして眠ってしまっていましたがっ(笑)

午前2時前に起きて、カップ焼きそばを食べています。
ああ、昨夜のアレはなんだったのか?
小屋はひっそりしています。
出るなら、丑三つ時の今でしょう(笑)

まぁ、もし 生きていない登山者さんなら、椅子がまだ二つ空いていますから、すわってくださいな。

でも、出てこられませんでした。

うーん。

岡山県の北部にある中国山地の駒ノ尾山の避難小屋で、一人で泊まっていた時も、同じ音
「ガラガラ・コン・コン」が小屋の直ぐ横で鳴り始めたので、小屋の窓をそーっと開けてみてみると、なんと!!!!
いましたッ!
「小さめのツキノワグマさん!」
小屋の横にあった薪をガラガラと潰していたのです。

その時は、ヘッデンのフラッシュ攻撃でびっくりして 藪の中に消えて行きましたが・・・アレは、まだ初冬だったような気がします。熊さんも冬ごもり前に餌が欲しかったのでしょう・・・

しかし、今回は厳冬です。熊さんも冬ごもりしているハズです。

熊さんが 椅子に座るハズもないしね(笑)

推測します。
コレは、人間でしょう。
しかも かなり足の速い登山者さんです。
夕方に新穂高Pに着いて、日没後から登り始める・・・
そして涸沢岳からご来光を見ようとしていたのでは・・・

午後、9時。
一旦 休もうと 小屋付近に来る。
小屋には、私が居たモノの もう寝てしまっていたので灯りが見えない。
閉まっていると見た 俊足の登山者さんは、
小屋の薪が置いてある軒下で休む。
そこで 何か大事なモノを落としてしまったのではないか?
スマホとか・・・

それで 薪を「ガラガラ・コン・コン」と取り除いて、探す・・・
しつこく 探す・・・
やっと見つかる。

落ち着いて玄関に近づいて来る。
鍵が開いている。
戸を開ける。
椅子がある。
座る。
私の靴やストックを発見。

起こしたら悪いので、休まないで さっと小屋を去る。
トレースは小屋から、90°左に曲がるので、姿は見えなくなる。

この日は、本当に月明かりで 明るかったので
空が開けているこの小屋辺りでは、特にヘッデンは不必要。

ズバリ、人だと思います。

しかし、腑に落ちないのは、
「ガラガラ・コン・コン」が、しつこかったし、落とし物だとしたら流石にヘッデンを点けるでしょう・・・
それと、薪の近くには雪が吹き溜まっていて、足跡も無かったのです。

忍者みたいに、そんなに早く 雪の中を移動できるのか?

もし、2018年1月4日午後9時辺りに穂高平小屋に来られた方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。もやもやがスキッとしますので よろしくお願いします。
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コメント

RE: 穂高平小屋 夜の訪問者 怪事件?
はじめまして。
昔はよく聞いた話、上高地に有った小屋では階段をアイゼン履いて降りてくる、稜線でテント張っているのに木を切り倒す音、山小屋で五六人のグループが下りてくる足音が聞こえたので準備して待っていても誰も来ない。
因みに上高地は有名な心霊スポットでした。

貴重な体験は大切にしたいですね。
2018/1/8 16:25
RE: 穂高平小屋 夜の訪問者 怪事件?
tahara_t2さん はじめまして。コメントありがとうございます。
今は華やぐ上高地でも 昔はそう言う話があったのですね。
私は、滝谷避難小屋と六甲山と中央アルプスの聖職の碑辺りでテント張っている時に、語られたり、真夜中に大勢の走る音を聞いたりしました。

いつも単独テン泊が多いですので、こういう事を共有し合えないので、一人で科学的に考えてしまいます。
でも、おっしゃられる通り、貴重な体験として 大切にしておきます。
2018/1/8 19:48
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