ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > jyunntarouさんのHP > 日記
2019年03月30日 22:56未分類全体に公開

ココが私のTV ホーム局('◇')ゞ

「東京の〇〇テレビから、オファーが来てん」
そう言うと、お子達は すげー! とも言わないで・・・
「・・・テレビ出るのぉ?」と やや心配気味。

「そんなん 決まっとうやん!」・・・間をおいて
「テレビなんかもう 出たくないので、断りましたぁ!」

すると、お子達は 笑顔になりました。

「テレビなんか出ても、センセーの思うようにしゃべられへんから よかったぁ!」
のお子達。
果たして、こんなクラスあるやろか?(笑)

すかさず、返します。
「テレビ局なんかより、面白いところあるもん。」
お子達は、「???どこ?」と 言う眼をしています。
「ほい、ココですがな。ココ。」

子供たちは、ポカーンとしています。
「この教室の方が、自由に笑い、泣き、叱ったり叱られたり、感動したり・・・生放送で、不思議な出来事がいっぱいが起こるから、テレビ局なんかより、ずっと面白いもん(^^)/」
そう言いますと、お子達のぽわっとした笑顔があちらこちらに。
「そうや、そりゃそうや!」の掛け声一発 明るい〇〇君!

続けて言います。
「それに、ここは、四角い筆箱を肩に担いだカメラマンさん、たくさんおるしぃー。歌番組?もノーカットの生でみれるしー。スタジオ以上の面白い芸人さん達で いっぱい!」

さっそく、数名の男子たちが、筆箱カメラを回していますっ(笑)

担任がテレビ(しかも東京の大手TVキー局)より、教室の方が楽しい!って 言い切ったから、お子達はとっても嬉しそうです。

だって 本当ですから・・・
テレビは、筋書き通りに進めなければなりません。ADさんが大きなカンペを出して、脱線すると 大きな身振りをして、「ここ、ここ!」と指示します。

それでも 自分の言いたいことを喋れば、なんぼでもカットの嵐・・・。
MCやらゲストさんに 突っ込まれまくります。
それを 作り笑顔で返さなきゃ、なりません。

それよか、ココ(教室)は、全て生放送で、ノーカット。しかも、毎日8時〜15時や16時までの 超ロング番組。
台本も ディレクターさんも スポンサーさんも 居ません。視聴率も気にすることはありません。

説教を聞いてる部分は、子どもたちがカットしたいだろうし、お子が粗相をやらかしている部分は、カットしたいです(笑)
もう、一日全部カットしたい日もありますし(爆)
もっと もっと 放課後も延長して 放送し続けたい日も あります。
毎日がライブ。

三連休明けの本日も、全員集合。

この 37年間続いた 長寿番組も そろそろ 最終回を迎えようとしています。

特に気負いもなく、最後まで 生ライブ・・・
どんなことが起こるのか?
楽しみたいと思っています。

「せっかくの出演依頼……申し訳ございませんが、今回は辞退させていただきます。〇〇さんの、今後のご活躍を期待しております。」
との メール送信に対し
〇〇テレビの方から、ご丁寧な 返信がありました。
「急な依頼、誠に申し訳ございませんでした。また、機会があれば、今後ともよろしくお願いいたします。」

私などより、もっともっと楽しくて面白い素人さんが、この日本わんさかおられると思います。頑張って 楽しい番組を作ってほしいと願っています。

「センセー、本書きいな。先生の山の経験や生き方・・・俺は、面白いと思うねん。もし、センセーの本が出たら、200冊は買うから!」

「ははは。そうやなぁ。その本に みんなを登場されるかぁ?」

昨年、天国に召された さくらももこさん。
「ちびまるこ」
の 世界は、ご自身の小学校3年生のクラスの思ひでが 詰まった作品です。

きっと、楽しい学校生活だったのでしょうね。

そんな 大人になっても 心の中で 思い出しては ぷっと笑えるようなクラス。

マンガや本にならなくっても 
子供たちの記憶の中で ふと 蘇って なつかしいなぁ・・・と 思ってもらえれば、本望です。

本日も何人かが、放課後残って 楽しんでいました。
帰り際、みんなが 私にハイタッチして 帰りました。

すると、ハイタッチする前に 習い事があるので 先に帰ったらお子が、
「わすれものぉーーーー!!!」と叫びながら 慌てて教室に 駆け込んで来ました。

「何わすれたん?」

「これーっ!」と 手を挙げて・・・
「ハイタッチ!」

笑顔で、階段を駆け下るお子を 見送ると
教室は、しーんと なりました。

「はい、カット! 撮影終了! お疲れ様ぁ!」
と、 独り言・・・

明日、平成最後の日 定年退職します。−jyunntarouー
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:722人

コメント

この日記はコメントを受け付けていません。