こういう大きな病院に 平日なのにたくさんの患者さんがいる・・・。
確かにお年寄りが多いのですが、現役の年代や、学生の患者さんも見受けます。
多くの皆さんの顔は、やはり暗い表情が多いです。そりゃ当たり前ですよね。
病気の悩みは勿論ですが、社会復帰できるかどうか?
そんな不安もあるかと思います。
健康で、バリバリ猛烈管理職や猛烈社員さん方は、ともすれば病気になったり怪我をする人が悪いとの感情も無きにしもあらず。自己管理ができてない・・・等。
「この忙しい時に入院などしやがって・・・」
退院して社会復帰しても まだ十分に活躍できない状態ならば
「入院しとけよっ、足手まといなんだからっ・・・」
しかし、好きで病気や怪我をする人など居ないでしょう。増してや、手術に入院などは・・・(保険金詐欺は除く)
必ず完治する病気や怪我もあれば、現代医学では難しい病気や、ケガもあるかと思います。
ただでさえ、それに悩んでいる人に対して、追い打ちをかけてしまうのが、忙しい日本の社会的構造だと考えられます。
それと、病は気から・・・。と言われているように、精神面から(ストレス)を受けて病気になる人も現代では多いのではないでしょうか?
勿論「鬱」などの精神疾患だけでなく、それに伴っての免疫の低下やホルモンのバランス崩壊・自律神経失調等で、体の変調をきたすこともあるかと思います。
昔なら暴力で「病院送りにしてやったわ!」の時代だったでしょうが
現代なら、頭脳や達者な口で追い詰めて「病院送りにしてやったわ!」になっているようにも思えます。
暴力ならば、犯罪ですので直ぐに検挙・逮捕される時代ですが、陰湿なパワハラ(いじめ)をやってもオトナ社会では、なかなか罪にも問われませんから。
私も、緊急に手術をして それまでの「健康」が吹き飛んだ一人です。
しかも 腰です。
私の唯一の趣味である「登山」は、腰が命です。
退職後は、四季折々 仕事で行けなかった山を ゆったりした気持ちで登ってみたいという「夢」も 一気に崩れ去ってしまいました。
なぜなら、脊柱管狭窄症の手術は予後が悪いとの情報が殆どで、ネットでは手術を受けて余計に悪くなったり、全く改善しなかったりして「手術を受けなければよかった」と後悔している患者さんの割合は、3分の2以上だと報告されたりしています。
再発率も高く、「やってはいけない手術」の上位ランキングに位置しております。
私の様に狭窄した場所が2カ所あれば、2カ所の黄色靭帯と背骨を削らなければなりません。おまけに背中を8cmも切り開いて、骨に付いた筋肉までそぎ落としています。
黄色靭帯は、背骨と背骨をしっかり固定する靭帯です。それを切り取ってしまっています。骨も二カ所ドリルで削り落としています。そうすると、背骨がぐらつき、新しい狭窄も生まれてしまうとの見解もあります。
今も、背中を指で押さえると 骨が無くなっていますので「穴」みたいに抑えると凹みます。
人間の筋肉にメスを入れるとそこの血量は減ります。ましてや腰です。骨や靭帯は絶対に再生しません。そんなことで新しい「痛み」も生じるとの見解もまたあります。
本当に、こんな情報ばかりでは「手術」になど、なかなか踏み込めませんよね。
そりゃ、体にメスを入れる手術など、受けない方が良いのに決まっています。
でもね。
登山どころか歩けなくなり、服も着替えられなくなり、仕事もできなくなってしまったら、手術を避ける理由は見当たりませんし、
増してや、診察に訪れたその日に緊急入院、翌日が緊急手術という展開を断る理由は、全くなかったです。しかも手術のスケジュールがずっと先まで詰まっている脊椎専門病院での、異例の飛び込み?緊急手術でしたから。
私が今、唯一社会貢献ができること・・・
それは、脊柱管狭窄症を患い、症状が悪化して日常生活もままならないのに、数ある情報で錯乱し、手術を見送って 寝たきり状態になったり、家で引きこもった状態に陥ってしまう患者さんを一人でも無くしてしまうことです。
私は、手術後約二週間で 近くの山に散歩に出かけています。
それから毎日 近くの山に歩いて散歩に出かけました。
軽いスポーツが許される3ケ月を待たずに 沢登りに 重いザック(25kg)を担いで残雪の北アルプスにも出かけています。
サイクリングも、走ったりもしました。
そして 無理を重ねて腰痛が復活してしまいました。しかし、その腰痛は、狭窄症でのあの嫌な痺れと麻痺を伴った腰痛ではありません。歩けますし、服も着れます。日常生活に支障はきたしません。
勿論、手術しなくても歩けるようになるなら それにこしたことはありません。
手術して その後どうなったかの生の声は、実際の患者さんから直接上がっていません。ほとんどが間接的です。データも眉唾もの?
だから、こうして赤裸々に、腰部脊柱管狭窄症術後の経過を有りのままに報告する記事があれば、この病気に悩んでいる方の 方向付けの一つにでもなれば幸いです。
特に手術を勧めているわけでもございませんが、あの独特な痛みと痺れ。そして、数十メートルも歩けない事実。背筋を上すことが全くできなく、ずっと腰を曲げていなければならない暗く落ち込んだ日々の生活。
それを思えば、もう絶対に元に戻りたくはないです。
術後は無理に負荷を与えるような、激しい登山は「腰痛」をもたらすことが判りました。
もし、手術をされた方が居られましたら、3ケ月以内は、重いモノを担ぎ上げたり、腰に負荷がかかる激しい登山は、避けた方が良いかと思います。ハイキング程度に収めるべきですね。
半年後 一年後 どんな経過をたどるか分かりませんが、取りあえず今のところは、手術して良かった!に一票を投じます。
この病気が増えて居ますので、少しでもお役に立てたら 私の社会的貢献は ほんのちょっぴりでもあるかなぁ? と 勝手に思っております(^_-)-☆
で、また 明日は山に行くつもりです(笑)←懲りていなーい。
切り取られたモノを補うのには、やはり筋肉強化しかないか?とも勝手に思っています。好きな山に登りながら体力を付け、自然の恵みから五感六感、その他多くのモノを取り入れ「自然治癒」を目指そうとも思っております('◇')ゞ。
ヤマレコの皆様におきましては、十分にご自愛なされ いつまでも笑顔でお山に行ける健康をどうぞ「大切」にして欲しいと、心の底から願っております。 −jyunntarouー
こんばんは、
自分は11年ほど前、重度の椎間板ヘルニアが原因の脊柱管狭窄で、
人口椎間板を2箇所入れ、腰椎を固定する手術をしました。
直前には左脚が完全に麻痺して車椅子になったので、
選択の余地はありませんでした。
その後、リハビリとダイエットを目的に登山を始め、現在に至ります。
やはり背筋は健常な方より弱いようで、
仕事や登山で無理をすると腰痛が起こりやすいと感じます。
その後、研究を重ね、
今はハムストリングスなどを活用した登山技術を会得し、
普通の方よりハードな登山も出来るようになったと自負しております。
もちろん症状の違いや、年齢差なども有るとは思いますが、
決して悲観する事は無いと考えております。
ご参考になれば幸いです。
yasponyo27さん おはようございます。
丁寧なコメントありがとうございました。
手術から11年で再発もなく、より元気に登山をされているようで
何よりです。
こうして脊柱管狭窄症で手術をされ 見事に復帰されている声聞きますと、り患されている方々の希望になりますね。
私も 完全復帰目指してがんばります。本当にありがとうございました。
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