|
|
|
風速は体感20m〜25mです。
こんな顕著な場合は、近畿地方のお山のお天気は全て C ですね。予報は簡単です。
さて、山のお天気予想は、皆さまは どうされているのでしょう?
休日と好天気予報Aが重なれば、そりゃ、嬉しいものです。反対の悪天候Cならば気が重たいですよね。特に年末年始 GW そしてお盆休み に 秋の連休…これらなどは特に週間天気予報が気になる所ではありませんか?
しかし、お天気に合わせて山に登れるといいのですが、多くの方は休日に合わせて登ることが多いです・・・(=_=)
なので、お山の天気予報がCと判断されても、せっかく楽しみに計画していたので、大方の登山者さんは でかけてしまいますよね。
で、ここで色々人生の分かれ目が 起こってしまうのです。
予報がcだから 取り止めたら 次の日に 晴れの下での楽しそうなヤマレコレポートを見て…ガーン(*_*; ショック。
やったぁ!Aの予報だ! で 勇んで出向いたら、現地は雨とガス・・・(=_=)
なぁーんも 見えない ・・・ あらら。おまけに風で・・・もうダメ!!
なんなの あの予報のAは!(>_<)
先週の山のお天気予報と実際の現地では、かなり違っていてヤマレコユーザーさんも随分苦労なされただろうレコを拝見いたしました。
特に北アルプスでのお天気です。
関東地方は酷暑の晴れが続き、関西は雨が続き、特に四国地方では大変な豪雨になりました。
さて、問題は真ん中にある北アルプスは、どうなんでしょう?
太平洋高気圧が西まで張り出さずに、回りこんできた南からの湿った空気が長野や岐阜県では? はい、晴れと曇りマークの予報でした。
しかし・・・3000mを超える山となると、ABC予報を見てみると・・・
同日 同時間に 奥穂高A 槍ヶ岳B 前穂高C・・・えっ?
そんなアホな。
これは、晴れて酷暑の関東地方の方は・・・行ける!と踏むでしょう。
これは、毎日雨が続いている関西の方は・・・止めたと踏むでしょう。
で、実際の結果は・・・奥穂も槍も前穂も悲惨なC ガス雨風・・・(槍ヶ岳ライブカメラ等)
でも、こんなもんなんです。あくまでも 「めやす」としなければ なかなか高い山の天気など現場に行かなければ 判らないものです。
地上天気図と高層天気図では、違います。 低山では都市部の天気予報とそないに変わりません。
しかし、1500mを超えるお山になりますと、変わって来ます。特に3000mを超えるアルプスや富士山では、地上のお天気では、信じられない天候に見舞われる事が多いです。
はっきり言ってしまいます。
厳冬期富士山によく登りに行きますが・・・
Aの予報で暴風雪で空中浮遊で飛ばされ、私を含むその日のアタッカー10人ほど全員2合目まで付近で アウト!
厳冬の富士山は、夜明け前の大洗礼・・・という ものすごい吹き下ろしが頻繁に起こります。それは ABCの判断基準に全く入っていません。
ある冬型配置のキツイとき(2013/1/4) Cの判断で、暴風もなく よく晴れた富士山頂に立てました。
また、この台風11号が日本海に去って行っても、お山は台風一過とはなりません。
関東地方の都市部でも 南からの湿った大気により、雨が降るかと思います。
こんなとき3000mを超えるお山は、南風が下から舞い上がり、暴風雨と化します。
スマホでレーダーで雲の様子を見ながら、ログを放り込んだGPSも 見ながら・・・
安全に登山できる時代ですが・・・あまりにも機械に頼り過ぎて、先々が見えてしまってのも 何か面白味に欠けるような気もします。
と言う、自分も先々の登山情報を調べすぎて それが返って不安材料になってしまう事も多々ありますが・・・(=_=)。
山のお天気も 全てデジタルなABCに頼らずに、地上天気図や高層天気図を診て、判断できるようなアナログも 残しておくべきかな・・・。
あら? 例のABC・・・近畿地方のお山の判断・・・変わりましたね。AAAが増えてます。 関東のお山の判断は・・・CCCが多いですね。
お手軽な 天気図と寒気の様子が判るサイトです。私はコレを利用させてもらい、自分で判断=アナログ判断(笑)しています。
週間寒気予報⇒http://www.ystenki.jp/kanki.html
せめて、お盆休み・・・もう少し太平洋高気圧・・・がんばれぇー!!
多くの登山者さんの 希望ですっ!