野鳥ケリの話 その後 6

　寒さや雪を運んできた寒波も去り、朝から久し振りに好天となりました。午前7時半ごろ、ケリの鳴き声が聞こえます。緊急時の危険を知らせるようなけたたましい鳴き方ではなく、「ケリかな？」と思うようなものでした。早速！　畑に面した窓を開けて、ケリを探します。時々、鳴き声は聞こえますが、ケリの姿は見当たりません！。窓から見える範囲は探しましたが、ダメでした。近所の屋根上に、いたようです。
　30分程経過して畑を見ると、畑の中央部にケリ2羽が並ぶように立っていました。動かないのでどうしているのかと思いよく見ると、２羽とも目を閉じ立ったまま眠っています！。しばらくすると、右側の１羽は目を開き時々向きを変えるようになりました。左側のケリは、右後ろ向けの態勢で翼に嘴を埋めたまま、午後2時頃まで静止したままでした。2羽とも、ムクドリや小型の野鳥たちが近づいても無反応でした。
　2羽のケリたちは、生まれ育った安全で快適な故郷に、日頃の疲れを癒しに来たようです。午後3時前に、2羽連れ立って飛び去って行きました。「疲れたら！　何時でもかえっておいで！　待っています。」

　（その他の飛来日）
2月7日　6：50〜１時間　ケリ１羽。
2月8日　9：20〜30分間　ケリ1羽。
2月12日　8：10〜1時間　ケリ1羽。
2月19日　8：30〜30分間　ケリ1羽。
2月26日　9：40〜30分間　ケリ1羽。