![]() |
![]() |
![]() |
本名 蒲生氏郷 信長に選ばれた男
著者 近衞龍春
出版 実業之日本社文庫 2025/04/15
蒲生氏郷の名につられて借りたもの。巻末の後書きがなく参考文献が掲載されている。相当な数の文献史料・地方史などの読み込みがなされている。
氏郷の信長のもとでの捕虜時代から生涯を閉じるまでが、主に信長の麾下として数々の合戦での戦いぶりにクローズアップして描かれている。本能寺の変後は、秀吉の旗下に収まって行く過程が解り易かった。
最終盤の十一章が九戸戦の記述に充てられていた。しかも氏郷の甥の蒲生氏綱が描かれている。これはいままでにない記述。氏綱の存在はかなりローカルなネタである。しかし、「蒲生氏綱之奥津城」や「御伊勢堂」などいまもナゾを秘めて、史跡や地名が残っている。3年ほど前そこを探索したことがあって、この十一章の記述とピタリと一致してびっくりした。九戸戦の時の上方軍の宮野入りルートも、尻口山の鞍部を通るルートが示されていてこれまたびっくり‼️ほとんど廃道の現状です。ヤマレコ駆使しないと歩けません。
著者の近藤龍春さまクローズアップありがとうございます。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する